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ついに日経平均は29000円の大台を超えてきました。さすがにここにきて利食いに押され上値が重くなってきていますがそれでも地合いは悪くなくSNS上でのコメントもポジティブになってきました。米国市場も堅調で25日のジャクソンホールでのパウエルFRB議長の発言に注目点は移っています。VIX指数の動きに注意を払いながらも今週の週刊xoxoスタートです。
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今回のテーマ
1.日経平均に最強の「パーフェクトオーダー」出現 ナスダックとダブル・スコープで解説
2.うわべだけの金融リテラシーは必要ない、日本の金融教育への提言
3.米国株は底値確定か。9月好調の日米株スクリーニング
4.かえるさん監視銘柄アップデート
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1.日経平均に最強の「パーフェクトオーダー」出現 ナスダックとダブル・スコープで解説
日経平均が7月下旬からパーフェクトオーダーに入りました。テクニカル的に上昇が最も期待できる形です。もちろん基本はファンダメンタルズなので、インフレや景気に関するネガティブなデータや発言があれば崩れる可能性はあります。ただ、値幅狙いやスイングトレードが一番やりやすいタイミングです。今回はテクニカルの「真理」である「パーフェクトオーダー」だけは覚えておきましょう。
■移動平均線はトレンドをみるテクニカルの基本 グランビルの法則
移動平均線(Moving Average、MA)はテクニカルの基本中の基本なので、すでに活用したり知っている人が多いと思います。移動平均線とは、ある一定期間の株価から平均値を計算し、その平均値の動きを折れ線グラフで表したものです。
日足チャートを見るときに代表的なのは、短期の5日MA、中期の25日MA、長期の75日MAが代表的な移動平均線です。短期、中期、長期のトレンドを見ながら、値動きのトレンドをつかむのにとても適しています。株価指数、株価、FX、商品にいたるまで、チャート分析のベースになるものでしょう。
★グランビルの法則
例えば、移動平均線を使った戦略として「グランビルの法則」が有名です。下のチャートのように、株価と移動平均線のトレンドを見ると、移動平均線が上昇中は移動平均線がサポートになりやすく、オレンジの○が買いのサインになりやすい。移動平均線下降中はグリーンの○が売りサインになりやすいという見方です。
これを応用したアルゴリズムなどのシステム売買がかなり設定されていますので、移動平均線を上回る時や下回る時はシステム的な動きで株価が走ることが多いのです。
■パーフェクトオーダーは相場に大きなトレンドが出る時のサイン
パーフェクトオーダーとは、3本の移動平均線が上から短期・中期・長期の順番で並び、3本の移動平均線の傾き(右肩上がり・右肩下がり)が一致している状態を指します。 下降トレンドの際には上から長期・中期・短期の順で並びます。
パーフェクトオーダーであるとき、相場が強い上昇トレンド、または下降トレンドであることがわかり、トレンドに乗った順張りでのトレードで大きな利幅を狙うことができます。
相場のトレンドの転換点を示す指標として、ゴールデンクロスやデッドクロスが有名ですが、これらがあくまで方向性を示すサインである一方で、パーフェクトオーダーはより正確に現在のチャートのトレンド状況を表す点で優れています。
「戦略」ではなく、「真理」なのです。パーフェクトオーダーで上がらないこともありますが、大きく上昇した株は必ずパーフェクトオーダーが続いています。
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