相場雑感

NK225 28930ー11(ー0.04％)TOPIX1994＋4 (0.20％） 東京市場はまちまちで終えた。ただ、寄り付きは150円以上高いところがあってからの変わらず引けなので、デイトレードをやってた人間やディーラーの感覚だと「午前中に結構売られた」と感じたと思う。僕がそうだった。 アメリカは前々日のアナログディバイシズの景気を警戒するガイダンスをきっかけに半導体が下げたが、前日は「あくまでレガシー（昔からあるような集積度の低い単純な）半導体の問題」ということで半導体製造装置も（レガシー半導体より高度な）メモリーもロジック半導体も綺麗に値を戻しSOX指数も2％上昇、さらにAMATがガイダンスを強気に出してきたことで半導体製造装置関連に買いが入って指数を押し上げた。 って書いてたんだが、レーザーテックなんかは個別で結構まとまって売られた。（後で書きます） やはり225の25日移動平均線からの乖離率が5％に達したり、連日騰落レシオが120を超えたり、裁定買い残がどんどん貯まる（つまり先物で力づくで持ち上げられているとも言える）など「短期的な過熱感」から高値警戒感は強い。米国株先物の夜間取引がマイナスで推移したことも警戒感をもたらした。アメリカの国債利回りが高めの推移となったことも気がかり要因。 ただこれも何回も書くけど、「ダブルインバース」の信用買い残がどんどん貯まるなど個人投資家のかなりの部分がすでに相場下落に賭けてしまっているために「逆に相場が下がりにくい」状態にもなってしまっている。高値からは売りが出たものの、指数的には昨日の終値を割り込んで下値を叩く売りは見られなかった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー