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馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」
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第582号(2022/8/21) 主として米長期金利低下から上昇への動きが他市場も支配/今週は小動きにとどまろう
この週刊「世界経済・市場花だより」は、めまぐるしく変化する世界の経済や市場の動きなどについて、ブーケ・ド・フルーレット馬渕治好が、わかりやすく解説します。
※ 現時点での、自主開催セミナーの予定は、下記の通りです(カッコ内は、現時点でのお申し込み数/定員、です)。残席は、10を下回った場合に表記します。
8/27(土)福岡(4/20)
9/10(土)浅草(13/15)(残席:2)
9/23(金、祝)葛西(2/20)
9/25(日)ウェブ(2/150)
10/1(土)高岡(2/20)
10/8(土)名古屋(3/20)
10/15(土)札幌(2/20)
10/22(土)横浜(2/20)
10/29(土)大阪(4/20)
新型コロナウイルス流行の影響で、通常より定員が少ない会場が多いです。
また、会場や会場のある地方自治体が、新型コロナウイルス感染予防策を、強化あるいは緩和することによって、定員が増減すること(増えることも減ることも)がありえます。
加えて、直前でもセミナーを中止することがありえます。
セミナーのスケジュールは、
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub3.html
のページの下の方にあります。詳細やお申し込みは、それぞれのリンク先をご覧ください。
上記のリンク先には、自主開催以外のセミナーの予定も掲載しています。
☆過ぎし花~先週(8/15~8/19)の世界経済・市場を振り返って
<週前半は米長期金利低下、週後半は米長期金利上昇が、主に世界市場に影響、ただしその背景要因は投資家心理の揺れ>
(まとめ)
先週は、米長期金利の動きが他市場にも影響する「形」(実際に金利動向が、実態面でどういう影響があるのかないのかは別として)でした。
週前半は米長期金利が低下気味で推移し、それが世界経済の悪化を示唆しているとして国際商品市況が軟化する一方で、金利低下が株価を支えるとして主要国の株価指数が堅調でした。週後半は米長期金利が上昇に向かい、主要国の株価は勢いを失いました。
そうした米長期金利の動きをもたらした要因は様々に報じられていますが、しっかり納得できる感に乏しく、特に大きな材料なしに変動が生じた、と解釈すべきでしょう。その背景としては、投資家が市況の方向感に自信がなく、単に市況が不安定に上下動しているに過ぎないと考えます。
(詳細)
先週の世界市場の動向を概観すると、米長期金利の動きが他市場にも影響を及ぼしたという「形」になりました。
週前半は、米長期金利が低下気味で推移しました。先々週末(8/12、金)は米10年国債利回りは2.83~2.90%で推移していたものが、8/15(月)と8/16(火)は2.76~2.77%辺りまで低下する局面がありました。
そうした金利低下の理由としては、8/15(月)に発表された中国の経済指標を挙げる向きが多いです。実際同日は、7月分の同国の小売売上高や鉱工業生産が発表され、ともに6月に比べ前年比が低下しました。
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