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神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図――政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる
第8回
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なぜ金持ちはますます肥え太り、庶民はますます貧乏になるのか――金持ちほど税金を払わないですむカラクリ!
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みなさま、こんにちは!
「衰退ニッポンの暗黒地図」をお届けするマネーアナリストの神樹兵輔(かみき・へいすけ)です。
今回のテーマは、お金持ちと貧乏人についてです。
新約聖書のマタイの福音の章には、「富める者はますます富み、貧しきものはますます貧しくなる」という一節があります。
2000年近くも前の書物に、こうした資本主義経済の冷厳な真実ともいうべき言葉が記されていた――というのは、驚くべきことでしょう。
別名「マタイの法則」とも呼ばれる現代にも通ずる経済現象ともなっているのです。
その理由はご存じでしょうか。
「収入=消費」の人生では、富の蓄積が図れないからに他なりません。「収入>消費」の人生でなければ、富の蓄積は図れません。
ましてや、この収入が「労働収入」である限り、それが本来もっている剰余価値は資本家に搾取されている――というマルクスの教え通りにもなってしまうのです。
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サラリーマンが一生お金持ちになれないロジックとは?
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大卒正社員のサラリーマンの生涯賃金は、退職金を除いても2億から最大でも3億円程度といわれます。
しかしその手取りは、おおむね8割程度でしょう。
生涯で2億円稼いだとしても、22歳から65歳定年の43年間で割ってみると、1年当たりの平均はせいぜい460万円程度にすぎないのです。2億5千万の手取りとしても43年で除すると1年当たりの平均は、580万円程度にすぎません。。。。
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次回は、 「宗教とカネ! 所詮は金集めが目的の宗教団体! 宗教法人のオイシイ税制優遇制度!」 について、鋭くえぐっていきたいと思います。
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