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第230回 暗号通貨の先週の動き、3Dプリンターとブロックチェーン その1

ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第230回 暗号通貨の先週の動き、3Dプリンターとブロックチェーン その1 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事 今回もいつものように、先週から今週にかけてのビットコインを中心とした暗号通貨の全体的なトレンドと、今週のビットコイン価格の予想を掲載する。「テレグラム」などのSNSで個人投資家が集まるアカウントで注目されていた動きをメインに紹介する。 次にメインテーマとして、3Dプリンティングとブロックチェーンの概要を紹介する。その1である。 ▼下落したビットコイン 相場が安定的に推移していた先週までとは異なり、先週の終わりから今週にかけて、ビットコインを中心とした暗号通貨の相場は下落している。8月18日までは310万円台で取引されていたビットコインの相場は、19日から連続的に下落し現在は290万円台になっている。8月22日現在は、294万円前後で取引されている。 以前からビットコインの相場はIT分野の新興企業が上場している「ナスダック」相場との連動が指摘されているが、今回の下落も、19日から始まった「ナスダック」の下落を反映したものになった。「ナスダック」の下落のほうが先行している。 ●下落の原因はマイナーの利確売り しかし今回の下落は、単に「ナスダック」の相場を反映したものではない。下落を主導したビットコイン独自の原因があるようだ。それは、マイニング企業によるビットコイン売りの加速だ。 前回の記事でも解説したが、新たなテクノロジーの導入や安い再生可能エネルギーの導入などによって、マイニング企業の収益率は大幅に向上していた。それを反映して、マイニング企業の株価も急速に上昇している。そのような企業は、ビットコインが上昇している機会を見て、一斉に利確売りを行ったのだ。はわずか2週間で、6万BTC(約1兆8000億円)近くを売った。これがビットコインの相場全体の下落につながった。 「ツイッター」で人気の暗号通貨アナリストのアリ・マルティネスは次のようにツイートし、個人投資家に注目されている。 「ビットコインのマイニング業者は現在の上昇で利益を得たようだ。データによると、業者は過去2週間の間に合計で5万9250BTC(約1兆8000億円)を売却している。」 このような動きが19日から始まったビットコインの相場の下落の引き金のひとつになった。 ●今後相場はどうなるのか? そうした状況でやはり気になるのは、今後の相場展開である。様々な予想が出ているが、「テレグラム」では、2万800ドル(約280万円)がサポートラインとなるというチャート分析結果が注目されている。もしこのサポートラインを維持できれば、2万2500ドル(約303万円)までは比較的に早く上昇するだろうとしている。 だが一方、2万800ドル(約280万円)を割り込んだ場合、1万9000ドル(約256万円)まで下落し、これが新たなサポートラインになるのではないかとしている。 もしこのチャート分析による予測が信頼できるものであれば、ビットコインの相場がこれから280万円 を下回るのかどうかが、今後数日の注目点になるだろう。このラインを割り込めば、250万円台まで下落するかもしれない。

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  • ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン
  • 昨年から今年にかけて仮想通貨の高騰に私たちは熱狂しました。しかしいま、各国の規制の強化が背景となり、仮想通貨の相場は下落しています。仮想通貨の将来性に否定的な意見が多くなっています。しかしいま、ブロックチェーンのテクノロジーを基礎にした第四次産業革命が起こりつつあります。こうした支店から仮想通貨を見ると、これから有望なコインが見えてきます。毎月、ブロックチェーンが適用される分野を毎回紹介します。
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