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Vol.212 アメリカン・トラディショナル、新しい素材、生地との出会い Part 2

ケン青木のニューヨーク流、世界に通じる男の服装・演出術
 皆様、先週はお盆でしたが、如何お過ごしでしたでしょうか。三年ぶりの制約のない旅行が出来る 夏休みとのことで久しぶりに里帰りされた方も多かったのではないでしょうか。コロナの影響も大き いとは思いますが、やはり“人は死にます。”これには例外はありえませんね。まさか、この方が!?と いう方の御逝去が多かった今月前半から半ばでした。イッセイ三宅さんや森 英恵さんがお亡くなりに なられたことは、決して日常、普段はファッションなどという言葉は使わない、などと言っている私 にとっても大きな衝撃でした。今、あらためてあの時代、先にお亡くなりになられた高田ケンゾー さんや山本寛斎さん、そしてヨージ・ヤマモトさんらを含めて、日本発のファッションが世界で認め られたとても華やかな時代でしたね。  さてさて、先週から人工繊維、化学繊維、もしくは合成繊維について触れております。まだ何も 具体的なことは書いておりませんが、20世紀とは正にアメリカの時代、そして合わせて、人工繊維 もしくは化学繊維の時代到来、という言い方をしたりいたしますが、19世紀まで人間は天然繊維しか 身体には身に付けなかった、そう、着用しておりませんでした。

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  • ケン青木のニューヨーク流、世界に通じる男の服装・演出術
  • 皆様初めまして、ケン青木です。ニューヨークで紳士服の仕事を始めて26年。世界に通じる紳士服について御一緒に勉強を深めて行きましょう。着物に決まり事が沢山あります様に、西洋の伝統的紳士服にも決まり事はあり、それらを正しく知る、即ち彼らの価値観を正しく理解することなのです。多くはビジネスの相手、他者へ敬意を表すものです。20代半ばを過ぎましたら、自分ではなく他人のため、礼節として御自身の身支度を整えることに是非御心掛けいただければ、と。そのための重要ポイントについて、ファッション・流行とは別の角度からお話して参ります。
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  • 毎月 1日・11日・21日