きょうの焦点はリスク回避になるか?
おはようございます。
8/16の株価の戻りいっぱいといい、きのうの株価が急落する可能性があるよ、と言ったのは「まぐれ」ではないのか? という声は私の周囲からは聞こえず、ようやくコイツらもワイの偉大さを思い知ったか?(笑)、なんて言ったら「んな、ワケねぇーだろ」と批難轟轟の嵐かと思いきや、なんだか「そうなんじゃね?」とか思いのほか平穏な反応(笑)。ドMのワイにとっては批判されている方が「すごく」安心するのですけど(笑)。やっぱり、お前の頭がおかしい、と思った方、正解(笑)
■肌感覚の大切さ
たとえば、京セラの稲森さんなどはセラミックの製品に触れただけでその製品の良し悪しがわかるそうで、結局、それは肌感覚だと思うのです。熟練の職人が少し触っただけで、その製品の良し悪しがわかるのも肌感覚だと思います。
このような肌感覚というのはちっとも科学的ではないのですが、言葉では説明できないのに、当たることがしょっちゅうある、ことです。
マーケットでの肌感覚というのは、科学的ではなくてはいけない、と思います。理由は、私本人の投資であれば、肌感覚でいいと思うのですが、私の場合、ある程度、みなさんにご説明しなければいけない立場です。では、なぜカンや肌感覚で下がる、と思ったのか、をみなさんにご説明しなければいけない、と思うのです。だから、科学的に説明をしなければいけない、ということです。
自身の投資も肌感覚でいいと思うのですが、それでは科学のキホンである再現性がなくなります。科学というのはまた起こること、再現することを証明する学問でもあると思いますので、肌感覚が何なのかを証明し、今後も起こる可能性を示さなければいけない、ということです。
京セラの稲森さんなどの場合、基本的には科学的な根拠はあると思うのですが、それを説明する義務がないからそれでいいのです。熟練の職人も同様です。しかし、投資の場合は、急落のような商況をまた予測しなければいけないのであり、それは非常に大事なことになります。
この肌感覚や直観というものは一朝一夕で身につくようなものではなく、たとえば、私はみなさんに価格の決定構成要因というのは1.ドル2.金利3.GDPだと耳にタコができるくらい説いていると思うのですが、おそらくそれを意識している人は少ないと思います。
この8/16からの商況というのは、結局、ドルと金利が急騰しているのに、株価がちっとも下がっていないね、と思うのがスタートなのです。ドルと金利が急騰しているのに株価が上昇している、そんなことは価格構成要因1.ドル2.金利3.GDPから見ていると、ありえないことなのです。だから、下がるよ、と言ったまで、なのです。直観やカンにしても奥が深いもので、未経験のものがテキトーに下がるよ、なんて言っても、ほとんどが当たるわけがなく、たいてい世迷い言で片づけられるものなのです。
人から信用されるためには経験が必要なのですが、ユーチューブで旅行ができるから旅行などしなくてもいい、と信じている若者が最近は多い、などと聞きます。そんなことはないのであり、人生をより豊かにするためには経験が私は必要だと固く信じています。
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