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[中川八洋メルマガ]地球から消滅する日本、2035年(2)

筑波大学名誉教授 中川八洋メールマガジン
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 筑波大学名誉教授 中川八洋メールマガジン 令和4年8月26日 通巻第17号 地球から消滅する日本、2035年(2) ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 目前に迫る日本の国家崩壊(2035~45年)に恐怖する正常を喪失した日本人──現・若年世代や未生の次世代(子孫)が百%蒙る阿鼻叫喚の地獄に目を瞑る狂的アパシー(無気力、無関心)を病む日本人 日本は今、“国家崩壊→日本国死滅”の螺旋階段を転げ落ちている。地球からの日本消滅は、どんなに遅くとも2045年以降になることはない。早ければ2035年。世界中の、真に「親日」で教養ある者は、すでに不可避の不可逆過程に落ちた“日本滅亡”を心から悲しんでいる。 一方、隣国の中共/ロシア/北鮮は、目前にせまってきた日本滅亡に燥いでいる。中共の習近平は、日本滅亡を2060年と推定。これは日本滅亡が実際より十五年ほど先になっているから、多少、日本を過大評価している。それでも、日本がいつまでも存続していると妄想する生命保険会社の保険契約「人生百年計画プラン」の笑止千万に比すれば、四十年後の2060年には日本国は地球に存在しないと断じる中共の方がはるかに真面。 ロシアは、ウクライナに敗北し西側による制裁で経済破綻しても、中共とインドの協力で経済はすぐに立ち直る。だから、ロシアは「経済破綻など何でもないさ」と自信満々。そればかりか、近々に北海道を領有するから米国本土への侵攻態勢も2035年前には完成すると楽観的。このロシアの予測は、間違ってはいない。この通りになるだろう。 一方、現在の日本。確度百%で近づく“日本消滅”を恐怖し、夜も眠れぬほどに憂慮している者は、日本人は一億人以上もいながら、私を除き一人もいない。この情況は、155万人以上がいた1945年の、能天気を絵に描いた在満の邦人とそっくり【附記】。ナチ・ドイツが大敗北しヒトラーが自殺した1945年5月7日をもって、対独戦線のソ連軍二百万人の大部隊が満洲に雪崩れ込んでくるぞと恐怖に戦慄した正常を呈した者は一人もいない。“ロシア人(+支那人ほか)に殺されるのは快感!”とばかりの無意識の狂気は、1945年には、日本人すべてに伝染していた。 日本の国家滅亡「回避」には、マンネルヘイム元帥とフランコ将軍の日本降臨が必要 日本の国家死滅の情況は、内部腐蝕と外部侵略の二面いずれも、もはや絶望のレベルに進捗してしまった。内部腐蝕は、共産党・共産主義者の執拗なソフト共産革命によって、人口は大激減させられ、経済は大衰退が止まらず、財政は破綻状態となり、民族が持つべき倫理道徳の精神は消滅して、どれもこれも危険ラインをはるかに超えた。日本国とはすでに、屍体と変わらない。 大規模な外部侵略の事態は、今では、もはや時間の問題。日本列島全域に、中・ロ・北鮮のミサイルが無限にぶち込まれ、北海道にロシア軍数十万人が怒涛となって侵攻するのは百%確実な現実。しかも、この事態の勃発は、そう遠くはない。 だが、日本では陸自をはじめ、中共の台湾侵略にのみ騒いでいる。日本人は、国あげて、幼稚・幼児になり果てている。中共が台湾に侵攻するなら、なおの事、米軍の軍事力を台湾周辺に集中させないため、中共とは親子関係の絶対同盟国ロシアは、北海道と新潟に必ず侵攻する。陸自がロシアKGBの支配下にあるのは疑う余地なし。 この内部浸食と外部侵略の情況は、今起きたのではない。1925年にソ連との国交が再開された、その翌年1926年から、この内部浸食も外部侵略も大々的に起きていた。ロシアの対外侵略の能力は天才なのだ。つまり、1926年には早々と、日本は完全なロシアの属国になっていたのである。「1932年の5・15事件/1936年の2・26事件/1937年7月7日の対シナ戦争(毛沢東のため中国共産党を代理して親日・蒋介石殺害戦争)/1941年12月8日の対英米蘭侵略戦争/1945年8月14日深夜の宮城占拠・昭和天皇監禁脅迫クーデター」は皆、スターリンの命令に従った祖国叛逆の軍事行動。 このような事態が起きたのは、陸軍参謀本部や日本政界の中枢部が“ロシア崇拝教”=共産主義の狂信者に変貌していたため。すなわち、日本は、内部腐敗(=共産主義者・ロシア崇拝教に思想汚染されて共産革命に国民一丸となって暴走して日本国を内部から破壊尽くすること)に犯されてしまっていた。 1926年から1945年8月15日までの内部腐敗(内部腐蝕)を徹底解明し、今も残るこの赤い癌部を日本国という身体から切開切除しなければ、この赤い癌が全身に転移して、日本国の生命力は萎えて、日本国は死に至る。日本国死滅が起きる。しかも、この赤い癌部を切除するチャンスが、1945年8月15日の昭和天皇の停戦命令(玉音放送)と反共国家・米国の日本進駐という神風のお蔭で、幸運にも偶然に日本に訪れていた。が、戦後日本は、この神風=偶然に感謝して、大東亜戦争を徹底的に暴く大研究を、朝野あげてすべきに、それをせず、今に至っている。 臆病男・岸信介;「大東亜戦争調査会→憲法調査会」「憲法第九条改正→安保改正」 大東亜戦争を徹底検証する大研究は、幣原喜重郎首相が総理官邸に設置しようとした動きを例外に、戦後日本は徹底的に避けてきた。幣原総理の大東亜戦争を徹底検証する大研究は、対日理事会のソ連代表の恫喝で瞬時に立ち消えた。ならば、日本はソ連が対日理事会で力を失った1948年以降のGHQ占領時代か、GHQが去った1952年以降に直ちに始めるべきだった。が、吉田茂は、これをしなかった。この理由について、曽野明氏に何度も尋ねたが、彼の答えは要領を得なかった。 岸信介が憲法調査会を内閣に設置したのが、私が中学一年生の時の1957年夏。その最終報告書が国会に提出されたのが1964年夏。私が駒場の二年生の時。この1964年、私は、岸信介とは“随分と頭が悪い”と思った。憲法第九条二項に「国防軍設置」を明記し、憲法第一条を「天皇は日本国の元首」を変更するために、1946年2月に十日間ほどで書き上げたGHQ憲法の制定過程の調査に七年の歳月をかけるとは、岸信介は馬鹿の極み(備考)、だと思った。 (備考)この事と、“遠回りの安保改定などせず、一直線に第九条改正の解散総選挙をすべきだった”と、岸信介批判を、スタンフォード大学の左翼嫌いRobert Ward教授(日本近現代政治史、共和党)のゼミでぶったら、彼は私を共産党員と誤解し、その後、警戒され閉口した。 岸は、憲法調査会を設置するのではなく、「大東亜戦争を徹底検証する大研究」調査会を設置していれば大東亜戦争の真実を暴露するから、憲法第九条/第一条改正を手っ取り早く成功させ得たと、大学生の私は考えた。1964~5年の私は、岸信介に対し好機を逃がした「臆病男メ、民族系の反米野郎だ」と怒り心頭だった。

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  • 残虐に殺戮された“満州1945年”は過去ではない。二十年後に到来する一億日本人が阿鼻叫喚とのたうつ“日本列島2045年”の現実。縄文・弥生時代を含め父祖の墓が眠る日本列島に運命の生を授かったわれら日本国民は、民族の子孫に「盤石なる国防力」「潤沢なる黒字財政」「年250万人新生児数となる伝統的な家族制度」を残す世襲の義務を果さなければならない。「安泰な日本国領土」を子孫に相続すべく、敵国ロシアに奪われた樺太・北方領土・千島諸島の奪還は、我らは万が一にも逃避できない。 憂国の正しき日本国民よ、日本は、国家死滅の坂道を転がってもはや瀕死。が、諦念せず、国家再生に命も名誉も財産も捨てようではないか。
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