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渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン
第4364号 令和4年8月26日(金)発行
発行部数 11,517 部
【老を養う】
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【老を養う】
本章〔渡辺註:第二十二章〕は、
梁恵王上篇の第三章および末章に述べられているところと、
その意義を同じくしています。
ただ、本章は「養老」、
老人を養うという問題から説き出しており、
極めて親切であると思います。
本章では梁恵王篇と異なり、
「庠序学校を設為す」、
教育のために学校を設けるとはいわないで、
「其の妻子を導いて、その家の老人を養わせる」
といっていますが、この、
上のものが指導し、
民衆がこれに従うと述べたことのうちに、
学校の問題はふくまれています。
伯夷や太公望が文王に身を寄せたことについては、
すでに離婁上篇第十三章に出ているので、
合せてその実情を知るとよいでしょう。
しかし、離婁篇においては、
文王が善く老を養ったと抽象的に書いているだけですが、
本章には、いかにして老を養ったかという実際を具体的に述べています。
(以下欠文)
ということを約150年前の日本において、
政治犯として牢屋の中にありながら、
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