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モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)2022年8月28日(日)号

ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- だから日本人はカルトに弱い! は?「追いトップガン」? 続編公開で再び注目される、トム・クルーズと新興宗教サイエントロジー 教祖はSF作家のトンデモ理論 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  トム・クルーズ主演作「トップガン マーヴェリック」の人気が衰えない。公開から2ヶ月以上経っているのにもかかわらず、いまだ一部ではチケットの争奪戦が行われているという。  作品を何回も鑑賞する「追いトップガン」なる言葉も生まれている(1)。 「20代カップル:「僕は5回目になります」   60代夫婦:「16回目ぐらいだと思う」   男性:「きょうで39回目になります」「圧倒的な爽快感と没入感が体に染み付いて、中毒の症状です」   「追いトップガン7回 50代:「臨場感がものすごくあるし、本当に自分がコックピットにいるような感じは受ける」」(2)  なかには84回も観る人も。 追いトップガン84回 40代:「つらいので、きょうは観に行くのやめようと思っても、夕方になるとちょっと元気出てきて。やっぱり、きょうも行こうかなって思って、行ってしまう」」(3)  しかしだ。そもそもトム・クルーズといえば新興宗教「サイエントロジー」の熱心な信者ということは世界的に知られたこと。  現在、日本においても旧統一教会の問題が明らかなっている今、トム・クルーズとサイエントロジーとの関係は無視してよいのか。 目次 ・サイエントロジーとは? カルト? ビジネス? 新宗教? 今もってその実態は不明 ・トム・クルーズとサイエントロジー ・トンデモSF教義 ・サイエントロジーとは? カルト? ビジネス? 新宗教? 今もってその実態は不明  サイエントロジーは、アメリカのSF作家L・ロン・ハバードによって考案。カルトや新宗教、単なるビジネスなどさまざまな指摘があるが、その実態は今なお、定かではない。  ハリウッド・スターの信者としては、トム・クルーズのほか、ジョン・トラボルタが有名だ。  1950年に出版されたロン・ハバードの著書「ダイアネティックス」が出版され、ベストセラーに。  そこに書かれてある、 「人生をより良くしていくためのユニークな方法論」(4)  をハバ―ド本人から直接学ぼうとする人々が集まり、それが教会の発端となった。サイエントロジーの核となるのが「オーディティング」なるもの。  「マンツーマンで行うカウンセリングのようなメソッド。これを受け、自分の成長を無意識に妨げている、過去のトラウマなどの原因を発見し、すべて取り除くことで「クリア」という段階に到達することが目的」(5) だという。  サイエントロジーの問題は、露骨に精神医学を敵視している点。  トム・クルーズはじめ、信者は精神医学を「ナチスの偽医学」とみなし、代替医療を進める。サイエントロジーは、精神医学を不適切で虐待的なケアであるとしてきた。 ・トム・クルーズとサイエントロジー

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  • 日々流れるニュースを、様々な視点から分かりやすく解説するニュースサイト「ジャーナリスト 伊東 森の新しい社会をデザインする The Middle News Journal」のニュースレター有料版です。 いまだ私たちに伝えられてこないマスコミの情報は、残念ながら存在します。 「そもそも?」「Why?」を大事に、マスコミの情報を再編集し、様々な視点や確度から執筆していきます。 その「水先案内人」として、私の仕事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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