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ジャクソンホールでのパウエル発言は予想通りでマーケットに対しては無風だろうとの淡い期待を吹き飛ばすパウエルショック!ダウは1000ドル以上下落し日経平均先物も170bp下落しています。月曜日のマーケットはどうなるのでしょうか?先週は新原発に関するニュースもあり材料株が大乱舞。地合いの強さを実感しましたがその流れが変わってしまうのか興味深いところです。シートベルトはきつく締めながら今週の週刊xoxo始まります。
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今回のテーマ
1.ジャクソンホールでのパウエル演説で金融市場はどう動いた?
2.裁定取引を理解して相場の先行きを読め!
3.海外視察最前線
4.(新規)Team xoxo9月監視銘柄
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1. ジャクソンホールでのパウエル演説で金融市場はどう動いた?
8月26日、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長はジャクソンホール会議で基調講演を行い、強い態度での利上げ継続を表明しました。利上げは株式市場にはネガティブ。NYダウは終日下げ一方で1008ドル安になるなど金融市場はリスクオフ(リスク回避)の動きとなりました。注目のイベントとイベント後の市場の動きを分析しておくと投資に対する経験値が上がります。今回の市場の動きを整理しておきましょう。
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目次
■パウエル講演はタカ派ととらえられ金融市場はリスクオフ
■ジャクソンホール後株安 ダウは1000ドル安 25日MA割れ
■為替は乱高下後にドル高で反応 1円の円安だがレンジ内
■米長期債利回りは以外や反応薄
■株の下落は月末の売り仕掛けの可能性が高く押し目買い推奨
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■パウエル講演はタカ派ととらえられ金融市場はリスクオフ
午前10時(東京時間23時)に始まったジャクソンホールでのパウエルFRB議長演説は、インフレ沈静化のため強い態度で利上げする「タカ派」と市場はとらえ、金融市場はリスクオフの展開となりました。
「インフレを目標の2%に低下させることが最大優先目標」と強調。「その過程で経済は痛みを伴う」としています。
7月のインフレデータ(CPIの改善)を歓迎しつつも、「1カ月の改善ではインフレ率が低下していると確信するにはほど遠い」と指摘。0.75%の大幅利上げが続く可能性を排除しない姿勢を改めて示しました。過去の教訓からは「早まった緩和をしないことだ」とも述べています。来年の利下げ転換を織り込み出した市場の動きを念頭に「歴史は時期尚早な金融緩和を強く戒めている」と牽制しています。
「引き締めを更に続ける中でいずれかの時点で利上げペース減速が適切になるだろう」との表現もまじえましたが、市場はタカ派姿勢を鮮明にしたと判断、その後の株式市場は売り優勢となりました。
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