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馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」
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第583号(2022/8/28) パウエル議長の講演を受け、市場は過剰反応/週初は株価は下押しも、徐々に持ち直そう
この週刊「世界経済・市場花だより」は、めまぐるしく変化する世界の経済や市場の動きなどについて、ブーケ・ド・フルーレット馬渕治好が、わかりやすく解説します。
※ 現時点での、自主開催セミナーの予定は、下記の通りです(カッコ内は、現時点でのお申し込み数/定員、です)。残席は、10を下回った場合に表記します。
9/23(金、祝)葛西(5/20)
9/25(日)ウェブ(4/150)
10/1(土)高岡(2/20)
10/8(土)名古屋(4/20)
10/15(土)札幌(2/20)
10/22(土)横浜(4/20)
10/29(土)大阪(4/20)
9/10(土)のセミナーは、おかげさまで満席となり、お申し込みを締め切りました。キャンセル待ちは受け付けておりません。他の日、他の場所でのセミナーへのご参加を、ご検討ください。
新型コロナウイルス流行の影響で、通常より定員が少ない会場が多いです。
また、会場や会場のある地方自治体が、新型コロナウイルス感染予防策を、強化あるいは緩和することによって、定員が増減すること(増えることも減ることも)がありえます。
加えて、直前でもセミナーを中止することがありえます。
セミナーのスケジュールは、
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub3.html
のページの下の方にあります。詳細やお申し込みは、それぞれのリンク先をご覧ください。
上記のリンク先には、自主開催以外のセミナーの予定も掲載しています。
☆過ぎし花~先週(8/22~8/26)の世界経済・市場を振り返って
<週末のパウエル議長の講演内容は驚くようなものはなかったが、市場は過剰反応>
(まとめ)
先週は、前号で解説したような、先々週の方向感に乏しい動きが継続しました。そして週末(8/26、金)には、ジャクソンホール会合におけるパウエル議長の講演がありました。
これも前号の当メールマガジンで解説したように、議長の講演内容には新味が乏しく、「本来であれば」市場が大きく動くようなものではなかったと考えます。しかし、やはり前号で懸念していたように、議長の講演を単なるきっかけとして、週末の米国株価は勝手に大きく下振れしました。これは過剰反応だったと判断します。
(詳細)
前号の当メールマガジンでは、先々週の世界市場の動きについて、「投資家が市況の方向感に自信がなく、単に市況が不安定に上下動しているに過ぎないと考えます」と述べました。そのような、材料と関係なく市況がうろうろと動く地合いは、先週も継続しました。
そうした材料とは無関係に(あるいは材料がなくても)市況が動いた例は、先週に限ってもいろいろありました。
たとえば米10年国債利回りは、8/22(月)に3.0%を超え、米国時間で8/24(水)や8/25(水)午前には、3.12%まで上昇しました。そうした金利上昇の背景として、「ジャクソンホール会合でパウエル議長がタカ派的な講演を行なうとの観測が強まったからだ」との報道がなされていますが、別にそうした観測を呼び起こすような出来事は、何もありませんでした。
その後週末にかけては、かえって米長期金利が低下し、3.04%で週を終えていますが、そうした金利低下を裏付けるような要因も、何も見出せません。
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