『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」8月29日
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『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2022年8月29日号
●赤羽雄二の視点:物事が進まないのは、あなたの話し方が悪いから●今週の相談
・4月に赴任してきた上司の発言がとても高圧的に感じ、萎縮しています。朝起きるのも辛くなってきました。同僚数名はそこまで気にしていないようなので、私だけの問題かもしれません。そう考えれば、もう少し平気でいられるでしょうか。
・いつも不満げで同僚にも当たりがちな部下に注意すると、会社の問題や組織の問題にすり替えられ、ああ言えばこう言う、ということで埒が明きません。なめられているのだと思いますが、どうすればいいでしょうか。
・創業20年の中小企業です。社長が高齢のためかあせりが多くなってどんどん近視眼的な発言が目立っています。中堅幹部は何とかしようとしているのですが、なかなか歯が立ちません。どうしたらいいでしょうか。
毎週月曜日発行
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【はじめに】
本メルマガでは、皆さんからの仕事やプライベート上の多くの悩み・質問にていねいにお答えします。メルマガを購読している方なら、どなたでも質問&相談が可能です。(ご質問: akaba@b-t-partners.com )
【『ゼロ秒思考』とは】
『ゼロ秒思考』は、マッキンゼーで14年間、その後も多くの企業、個人を支援してきた私が生み出した独自のアプローチです。
「メモ書き」によって思考と感情の「言語化」に慣れ、強化することで、どんな人でも確実に頭がよくなり、心が強くます。くよくよしなくなります。何をすべきかがわかるので、行動も早くなります。
20数年にわたって改良し、内外で実践していただいた結果、10万人以上の方に効果を実感していただいています。
誰でも、どこでもできて、お金もほとんどかからないシンプルな方法ながら、効果は絶大です。実践された方々からのコメントの一部を紹介します。
「明らかに日々の思考量や行動量が増えた」
「打てば響くような会話ができるようになった」
「オリジナルな企画書をすぐに書けるようになった」
「自分に自信がついた」
「気持ちを素直に伝えらえるようになった」
本メルマガは、この『ゼロ秒思考』をベースに、皆さんの悩みに答えていきたいと思います。
赤羽雄二の視点:物事が進まないのは、あなたの話し方が悪いから
このような経験はありませんか?
・相手が突然不機嫌になり「悪意がある」ように思われた。
・疲れて不機嫌なとき、話し方や接し方が少し雑になり、関係が悪くなった。
・当然、合意してもらえると思っていたのに、冷たく断られた。
・相手が「やる」と言ったのに、全く行動してくれなかった。
これらは単にタイミングが悪かった、相手に問題があったということかも知れません。ただ実は、相手以上にこちらの話し方や接し方、話の展開の仕方に問題点があることが少なくないように思います。
失礼のないように、気をつかいながら話していたのに、不快感を与えていたら損ですよね。私たちのストレスの大半はこういったことから生まれます。このストレスが、仕事やプライベートに大きな影響を与えます。
そのような状態では、何事もうまく進むはずがありません。こういった話し方の悪い癖を何とか直そうとしているけれど、なかなか改善されないという方も多いのではないでしょうか。話し方は、意外に努力しづらいのだろうと思います。大事だとわかっていても、夢中になったり、忙しかったり、不機嫌なときは、どうしても忘れてしまいます。一番大事な瞬間に意識が飛んで、失敗してしまうのです。もう気づいたときには後の祭りですし、多くの場合、ミスにすら気づいていないことも多いのではないでしょうか。
そういう私も、話すときは相手に不快感を与えていないか、いつも気にしています。ちょっと対応に失敗して、「あ、まずいかも」「言い方が悪かったかな」と感じたのに問題にならなかったら、ほっと胸をなで下ろしたりします。それでも「何か言ってはいけないことを、言ってしまわなかっただろうか」「言い方が強すぎたのではないだろうか」「やっぱり、ああいう言い方はしないほうがよかったなあ」といつも気になります。
なかなか改善しづらい話し方ですが、実は、違った角度からアプローチすれば、少しの工夫で確実に成果が出ます。話し方というより、話す前にどういう準備をしておくか、話すときにはどうアプローチするか、話し終わったあとどうフォローするか。話し方そのものと同じくらい、話の前後が大切なのです。
そして、人を動かすには、相手の心に響くように話さなければいけません。共感がない状態で、無理に物事を動かそうとしても、なかなかうまくいきません。
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