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中国は今、アメリカに次ぐもう一つの「日本の宗主国」になりつつある。その実態を解説します。

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
今、当方は「日本はこうして滅び去る」(仮題)という本を書いています。 その中で、世界における植民地の歴史を踏まえつつ、日本が如何に事実上の植民地に今、成り下がりつつあるか、ということを詳しく纏めているのですが、その中で、日本は事実上、アメリカの植民地である、という話しを書いたのですが、そのさわりの部分を、先週のメルマガでご紹介しました。 ですが、アメリカによる日本の植民地化、というのは、世界史の中で何度も繰り返されてきた、かなり典型的な話の一つです。というのも、アメリカが言うところの「太平洋戦争」に勝利した事の戦利品として、アメリカが使いたい土地という資産を、アメリカの国益のために収奪し、活用しているに過ぎないからです。 ただ、その支配を完遂するにあたって、日本が法治国家であることを活用し、日本を植民地化するための法システムを憲法を中心として構築した、という点に、一つの新規性があるに過ぎません。 ただし、今、日本ではこうした太平洋戦争を通した占領とは全く異なる、「資本主義」「グローバリズム」というメカニズムを通して、アメリカとは異なる別国に「占領」されつつあります。 中国、です。 当方が今書いている「日本はこうして滅び去る」(仮題)の重要なポイントが、日本が事実上の中国の植民地となりつつある……というものなのですが、その点を以下、少しご紹介いたしましょう。 この話の象徴が、北海道のニセコです。 その地は今、日本人のための日本人の土地、ではなくなりつつあるのです。

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