■全千島列島返還に備えよ~週刊アカシックレコード220830■
小誌では、北朝鮮が中国に侵攻することによって始まる戦争を「中
朝戦争」と呼んでいる。
小誌前々回記事の“トップ下”のコラムなどで(エビデンスを示し
て)述べたとおり、北朝鮮の真の敵は中国であり、中国軍は北朝鮮軍
より圧倒的に弱い(より詳しいエビデンスは前回の記事本文参照)。
中朝戦争が始まったあと、中露国境地帯の中国側に住む住民が難民
と化して大挙してロシア領(シベリア)になだれ込む「グレーゾーン
事態」が大規模に起きれば、現在ウクライナ領に軍事侵攻している
ロシアはウクライナとシベリアで「二正面作戦」を強いられ、兵員、
装備、国防予算などの軍事的資源が底を突き、国家として破綻(は
たん)する可能性が生じる。
元々ロシアは多くの国と陸上国境を共有する大陸国家であり、日本
や英国のような島国、海洋国家とは異なり、国防のためには陸軍に
多くの軍事的資源を割かねばならず、海軍に多くの軍事的資源を割
くことができない。
そのロシアが陸上で上記のような「二正面作戦」をする羽目に陥れ
ば、深刻な財政難に陥り、国防上のコスト(海軍予算)がかかるわり
に得られる利益が乏しい極東海域の離島、日本の北方領土(南千島
列島)を含む全千島列島を日本などに対して売ろうとする可能性は
小さくない。
日本政府は、そういう事態が起きそうになってから、あわてて「全
千島列島買収計画」を検討するのではなく、そういう事態が起きる
前から綿密に買収計画や買収後の開発計画を立てておき、備えるべ
きである(2022年8月30日頃配信予定)。
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