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第016号 「依然として高値警戒を怠れません」

Prof.サカキの市況展望 プラス 教授に質問!
市況展望 (執筆日時:9月1日深夜0時10分)  いつものように市況を展望します。 [1] 8月の日経平均株価の推移  前回のこのメルマガで、「今が天井である 可能性があります」と予想しました。日経 平均株価は「28,300円台」のところにダブル トップがあり(2022年3月25日、28,338円と 6月9日、28,389円)、8月中に、いわゆる 「三尊(トリプルトップ)」を付けて、下落に 転じるのではないか、という予想を組み立て ました。  しかしながら、実際には8月17日に予想 よりも900円ほど高い「29,222円」まで上昇 しました。ダブルトップを上に抜けたかたち になりました。  その後は、調整局面に入って現在に至って います。 [2] NYダウについて  一方、アメリカに目を転じますと、8月 26日にジャクソンホールでパウエルFRB 議長が講演し、今後も強めに利上げをして いくという意向を表明しました。これに よって、いわゆる「ジャクソンホール・ ショック」が発生し、NYダウが26日に 1,000ドル以上の下落となり(終値は32,283 ドル)、週明けの29日月曜日にも下落基調 が続いており、大きな下落ではないものの、 大きな下落の翌営業日であるにも関わらず、 若干下がって終わりました。  このように、利上げがあるという報道を 受けて、NYダウが急落するので、「株安 の原因は利上げである」というような意見 が横行していますが、NYダウは今でも 「コロナ対策のためのジャブジャブ政策 によるバブルの崩壊過程にある」という ことを理解しておかなければ、大局観を 見誤ります。  現に、利上げの姿勢が鮮明になった

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  • 前半で、日本の株式市場の先行きに関する市況を展望します。また、株式投資に有益な知識や考え方をときおり交えて、株式投資に関する正統派の知識を普及することを目指します。 そして、後半では、読者の皆様からの質問に、ざっくばらんにお答えするコーナーや、新規書き下ろし原稿を披露します。
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