2022.09.02更新分
■ 選別の目が光る!暫定プライム銘柄
東証再編から早や5カ月。昨年6月末の移行期準備において上場基準を完全に満たしていなかった適ものの、東証プライム市場入りを許された“暫定組”に対して市場が選別の目を光らせている。基準適合に向けた計画書の提出を求められた約300社のなかで、投資家が「有言実行」で努力していると認める銘柄とそうでない銘柄では、再編(新市場発足)後の株価騰落率に大きな差が生じているのである。
10月にはTOPIX見直し第2回判定が迫っており、流通時価総額が基準の100億円未満だとTOPIXに組み込む際のウェイトが徐々に下げられてしまう。もちろん、23年の次の判定時までに基準に適合すべく努力を続ける企業もある。
8月26日までの騰落率で、値上がりランキング上位10銘柄を見ると、そのうち5銘柄は筆者が今年に入ってから日経CNBCの解説コーナーで取り上げた「特定のテーマに乗った銘柄」。これらは、基準に適合するために実務的・物理的な工夫・努力を続けているうえ、市場での評価を高める収益改善を実現しており、結果、投資家のすそ野が着実に広がっていて、コーポレートガバナンスの強化をも含めたあらゆる工夫や努力、改革の相乗効果が発揮されているグッドカンパニーであると考えたい。以下に、その5銘柄を見ておこう。
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