パウエル議長の8月26日のジャクソンホール講演で「市場の楽
観」を物の見事に蹴散らしました。
この講演で、パウエル議長は、「インフレ退治のために、来年利下
げをすることはなく、利上げを継続する」との原点を改めて再確
認しました。
折りしも、アメリカ国内のイールドカーブはますます「逆イー
ルド」化を強めます。
アメリカ経済は「1年か1年半以内の景気後退入り」へ。
景気後退に半年くらい(?)先行して、この秋にはアメリカ株式市
場ではバブルが崩壊することでしょう。
日本時間で今夜、9月2日にはアメリカの8月の雇用統計が発表
になります。この雇用統計は市場予想より良くても悪くても、パ
ウエルFRBが利上げを継続することでしょう。
統計が市場予想よりも良すぎた場合は、市場は再び大幅下落する
ことでしょう。
しかしながら、アメリカ株式市場では「株式強気派」が一掃(根
絶))されたわけではありません。
将来、利上げが継続して経済成長が減速、失業者が増えて企業や
国民が感じる痛みが大きくなり始めると、「パウエルFRBの金融
引き締め」への批判が急速に高まることが、容易に予想できます。
すなわち、近い将来、何処かの地点で、パウエルFRBの金融引き
締めへの「政治的な批判」が大きくなり、パウエルFRBが利下げ
をしないまでも、途中で利上げを停止する可能性があります。
「パウエルFRBがアーサーバーンズ化して来年には利下げへ転じ
る」といった可能性が露と消えた今でも、パウエルFRBは何処か
の地点で「政治的な圧力」に負けて、「2%インフレ目標」を放棄、
「インフレ目標を2%から3~4%へ引き上げ」て、利上げを途
中で停止する可能性がまだ残っているのです。
そうなれば、株式市場も経済成長もV字回復します。
ですから、総悲観も禁物なのです。
今度は政治的圧力で、再びパウエルFRBが利上げを再考して
「ベア・マーケットラリー」が始まる可能性があるのです!!♪
「壮大なボックス相場」はもう始まっているのかも知れないです。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)