元外資系レジェンズ『Team xoxo』あなたに寄り添う投資情報
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いや~雇用統計がいい塩梅の数字で投資家のショートカバーが入ってきたと思いましたが、朝起きたらほぼ行ってこいの状態。今のマーケット状況をよく表した相場の動きで終えた先週はなかなか厳しかったですね。FOMCまではこんな感じのボラ高めな動きが予想され引き続き楽観的にはなれません。為替もドル円140円なんて20年以上ぶり、その後に起きたLTCMショックなんてのが過ってしまう今日この頃ですが、元気を出して今週の週刊xoxoスタートです。
xoxo
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今回のテーマ
1.米8月雇用統計、市場はどう動いた?
2.七色のブレーキングテクニックでコーナーを駆け抜けろ!
3.米国株式投資をゆったり楽しむには
4.Team xoxo9月監視銘柄アップデート
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1. 米8月雇用統計、市場はどう動いた?
米国では2日朝8時半(日本時間21時半)に注目の「8月雇用統計」が発表。雇用統計は米国中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)が最も重視している経済指標の一つ。
2日のNYダウが337ドル安と反落しているので雇用統計で下げたように見えるが、実は雇用統計後はダウは一時370ドル高まであり、市場にはポジティブな反応だった。下げに転じたのはノードストリーム報道。
為替や債券は株の動きに比べるとボラティリティが少なかった。8日の欧州中央銀行(ECB)理事会、13日の米8月のCPI、20〜21日の米FOMCというビッグイベントを控えて方向感がでない。今後2週間くらいは経済統計のヘッドラインで上下する展開となりそうだ。雇用統計後の市場の反応を追ってみよう。
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<目次>
■NYダウは雇用統計後一時370ドル高もノルドストリームが打ち消し
■ドル円はNFPに反応し一時24年ぶり高値140.80も基本的には方向感なし
■米10年債利回りは3.19%まで低下し9月FOMC利上げ緊張感はやや後退
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■NYダウは雇用統計後一時370ドル高もノルドストリームが打ち消し
午前8時半発表の雇用統計で、8月非農業部門雇用(NFP)は31.5万人増と市場予想の30万人を上回った。失業率は3.7%と市場予想の3.5%を上回った。失業率は7ヶ月ぶりの上昇だ。平均時給は前月比+0.3%と予想以下になり7月から減速した。
★失業率推移
NFPは予想より上ながら、先月の52万6000人増よりは減速している。失業率が予想より上だということは、景気が鈍化傾向にあるということを示唆している。通常なら株式市場にはネガティブ要因。ただ、今市場の中心テーマは「FRBの利上げスタンス」。景気鈍化なら、利上げは強引にはできない。平均時給が予想を下回ることはインフレの見地からは悪いことではない。金融市場はリスクオンの反応を示した。
米国の金融政策であるFFレートの先物は9月FOMCでの75bp利上げ確率は前日の70%超から60%近くに下落した。NYダウは上げ足を速め昼の12時頃には370ドル高の32026ドルをつけた。
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