『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」9月5日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2022年9月5日号
●赤羽雄二の視点:最速で人を動かす話し方とは●今週の相談
・上司の資料作成のチェックが厳しく何度出しても前に進めません。しかも前回指摘されなかったところが指摘されることが繰り返され、やっていられません。
・朝9時から19時くらいまで休む暇もなく、ミーティングが続き、自分の仕事ができるのはその後になります。余裕が全くなく、金曜になると疲れ果てます。
・10年下の部下がマウンティングしてきます。まともに相手をするのもバカバカしいのですが、どうしたらいいでしょうか。
毎週月曜日発行
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【はじめに】
本メルマガでは、皆さんからの仕事やプライベート上の多くの悩み・質問にていねいにお答えします。メルマガを購読している方なら、どなたでも質問&相談が可能です。(ご質問: akaba@b-t-partners.com )
【『ゼロ秒思考』とは】
『ゼロ秒思考』は、マッキンゼーで14年間、その後も多くの企業、個人を支援してきた私が生み出した独自のアプローチです。
「メモ書き」によって思考と感情の「言語化」に慣れ、強化することで、どんな人でも確実に頭がよくなり、心が強くます。くよくよしなくなります。何をすべきかがわかるので、行動も早くなります。
20数年にわたって改良し、内外で実践していただいた結果、10万人以上の方に効果を実感していただいています。
誰でも、どこでもできて、お金もほとんどかからないシンプルな方法ながら、効果は絶大です。実践された方々からのコメントの一部を紹介します。
「明らかに日々の思考量や行動量が増えた」
「打てば響くような会話ができるようになった」
「オリジナルな企画書をすぐに書けるようになった」
「自分に自信がついた」
「気持ちを素直に伝えらえるようになった」
本メルマガは、この『ゼロ秒思考』をベースに、皆さんの悩みに答えていきたいと思います。
赤羽雄二の視点:最速で人を動かす話し方とは
人はどういうときに動くのか
「最速で人を動かす」といっても、決してやみくもに説得し、一方的に指示することではありません。
こちらの考え、気持ちを伝え、共感してもらうことが出発点です。共感がなければ無理強じいになり、決してうまくいきません。無理に動かそうとしても頓挫します。
人は決して一方的に何かをすることはできないのです。
もちろん、ただ話せばいいというものでもありません。「結果を出す話し方」と「結果につながらない話し方」があります。その差を意識し、工夫すればするほどよい結果を生みます。自分の期待している方向に物事を動かし成果を挙げていくためには、少し違う話し方、準備の仕方がある、ということです。
相手には相手の事情や価値観があり、できること、できないことがあります。ただ、それが100%明確に決まっているわけではありません。状況によって当然変わります。
また、ある程度は柔軟性があるので、こちらの接し方次第では、だめなものがよくなったり、よかったものが拒否されたりもあるわけです。一方的に、「困っているので、ぜひお願いします」「今回は何とか通してください」といった、雑な言い方はできません。
言うのは簡単ですが相手は納得しないし、それまで信頼関係があったとしても傷がつきます。ひどい場合は、その後、敬遠されるかも知れません。
あくまで丁寧に、相手の事情と気持ちを推しはかった上で、話を進めていきます。押してだめなら引いてみることも必要です。
「こんなにいいアイデアなのに、なぜ同意してくれないのか」と思いたくなっても、それはこちらの勝手な思い込みであり、相手にとってはえらい迷惑かもしれません。
そういう自分本位の姿勢は、コミュニケーションとしての出発点が間違っています。話すときには相手の状況をできるだけ理解し、それに合わせて話し方を工夫する必要があるのです。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)