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辺 真一メールマガジン
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2022.09.05 Vol.309
[毎月5,15,25日発行+号外あり]
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韓国は政権交代の度に前政権に対する追及が行われるのが慣例、伝統となっている。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権も例に漏れず、文在寅前政権への追及に乗り出した。
第1のターゲットは国会で多数を占め、政府与党と対決姿勢を強めている野党第1党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表に向けられれているが、最終的な狙いは釜山市の田舎に引っ込み、隠遁生活を送っている文前大統領の不正疑惑を暴くことにあるようだ。
李明博(イ・ミョンパク)、朴槿恵(パク・クネ)と2人の元大統領を刑務所送りされた保守勢力からすれば、その報復として文前大統領を血祭りにあげることで保守陣営の結束を図りたいとの思いが強い。尹大統領が司法の2枚看板である法務部長官と検察総長に「タマネギ男」こと曹国(チョ・グック)氏を取り調べた側近の韓東勲(ハン・ドンフン)元最高検察庁反腐敗強力部長と李沅石(イ・ウォンソク)最高検察庁次長検事を据えたのもそのためである。
検察は早くも李代表の出頭を求めているが、これを皮切りに文政権下で要職にあった人物の疑惑を次々と炙り出し、外堀を埋めた後、いつの日にか文前大統領に縄を掛けることを夢見ているようだ。
文前大統領を擁護する「共に民主党」は「明らかな政治報復である」と反発しているが、尹大統領及び与党「国民の力」は「過ちを正すのは当然で、通常の正常な司法システムについて政治的に取り上げるべきではない。(積弊清算は)文前政権もやっていたではないか」と反論し、本腰を入れて、捜査を進める構えだ。そこで、検察が捜査対象としている李代表及び文前大統領の疑惑を列挙してみる。
1. 李在明代表関連疑惑
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