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楽しんでいるうちに人間関係がどんどん良くなる方法
第397回(22年9月7日)
~ 人間関係が楽になるコツその53 ~
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こんにちは。MKCの齋藤です。
https://hypnos.jp/
【人間関係が楽になるコツその53……触れる情報を選ぶ】
●何も解決しなかった……
「心の声を聞く」の話かありましたね。
体の声、心の声を聞くという言い方は耳に優しく、自分を大切にしている心地よさがありますが、必ずしも優しいとは限らず、それどころか自分に苦痛を与える習慣にもなり得ます。
こんなメールが届きました。
> そういえば昔は、気分が落ち込んだときに冷静になろうと
> 「心の声を聞こう」としていたことがありました。
> 「今は悲しいからどっぷり落ち込んでどん底までいこう」
> なんてしていましたが、何も解決しなかったのを思い出しました。
そう、何も解決しなかったでしょう?
心の声を聞いた結果を実際の行動に反映させられる状況なら、いくらでも聞いていいのですが、「どっちにしても会社には行く」「どっちにしてもこのお客さんと会う」ことに決まっているのであれば、心の声を聞くことはかえって苦痛を強めます。
いずれしてもその行動をするのであれば、やるべきことは心の声を聞くことではなく、間に合うように起きたり食事をしたり出かける支度をしたりすることであって、そこに意識を集中するのが一番です。
「今日の朝食に何を食べるか」で迷って、目の前に選択肢がいくつかあるなら、「パンにしようか、ご飯にしようか、コーンフレークに牛乳をかけようか」と心の声に聞いたらいい。
しかし、どっちにしても会社に行く予定なのに「行きたいか行きたくないか」を意識するのは、単なる「ノイズ」に過ぎない。
自分から進んでやりたいわけでもない行為は、誰にでもありますよね。掃除とか洗濯とか、ゴミを出すとか、食材を買いに行くとか、「やらなければならない行為」について、いちいち「私はこんなことをしたいのだろうか」と自分に問いかけるのは、ノイズを増やしているだけ。
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