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韓国「ウォン急落」が招く経済危機、3度目のリスク接近 日本は高みの見物

勝又壽良の経済時評
  • 2022/09/08
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中国経済と道連れの運命 半導体は米国一強体制へ コリア有頂天時代に別れ 世界の激浪に翻弄される 韓国のウォン相場が急落している。9月7日のオフショア市場では、1ドル=1386ウォン(16時15分)まで下げた。1400ウォン割れが目前である。過去2回(1997年と2008年)の通貨危機では、1400ウォン割れは通過点であった。 今回の場合は、米ドルが高金利に支えられて突飛高を演じている。これにより、ウォンが安値に追込まれているという事情はある。日本円も例外でないからだ。理由は、それだけでないところに深刻さがある。次のような事情を抱えている。 1)韓国輸出の首位である中国経済が、長期停滞予想を強めていること。 2)韓国代表の半導体産業が、米中デカップリン(分断)の中で米国一強体制再編により弾き出されること。 前記の2点によって、韓国経済はこれまでの成長基盤をひっくり返されるに等しい事態を迎えるであろう。韓国が、こうした状況変化に上手く対応できる可能性はゼロだ。ここに深刻さがあるのだ。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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