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神垣あゆみ【仕事のメール心得帖】Vol.175 <メールの敬語>謙譲語と尊敬語の混同

仕事のメール心得帖
今週のテーマは【 メールの敬語 】です。 「謙譲語」と「尊敬語」を取り違えていませんか?  1.その「謙譲語」大丈夫?  2.不要な「して」  3.謙譲語+「される」「られる」?  4.謙譲語か尊敬語に統一  5.間違えやすい例 など、事例を挙げながら紹介・解説します。 ─────────────────────────────────── < 謙譲語と尊敬語の混同 > 3.謙譲語+「される」「られる」? ─────────────────────────────────── 「お客様が申されるには、先週も参られたそうです」 上記の例文は、 お客様が暑さに参ってしまったと述べているのではありません。 尊敬語に相当する文に謙譲語が使われているため 本来伝えたい内容とは異なる印象を与える一文になっています。 どこがおかしいのでしょうか? もともとの文の意味は 「お客様が言うには、先週も来たそうです」 この一文の主語は「お客様」なので 使うべき敬語は「尊敬語」です。 ところが、冒頭の文例は 相手に対してへりくだるときに使う謙譲語を 尊敬語と取り違えているうえに、 謙譲語に、尊敬の「される」「られる」を付け 尊敬語にした「つもり」になっているのです。 「言う」の尊敬語は「おっしゃる」ですが、 ここでは謙譲語の「申す」が使われています。 「来る」も 尊敬語は「いらっしゃる」であるのに 謙譲語の「参る」が使われています。 上記の文例で 尊敬語として使われている謙譲語を 適切な尊敬語に統一してみましょう。 「お客様がおっしゃるには、先週もいらっしゃったそうです」

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