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/ 2022年9月9日発行 /Vol.530(2/2)
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「人生に座右の銘はいらない」
読者からの相談や質問に松尾スズキが独自の視点でお答えします!
Q.夫に「最近、女として手を抜きすぎじゃないか」と言われてケンカになってしまいました。松尾さんの奥様はアンチエイジングや美容にどれくらい力を入れてますか? 夫が言うには、私、結婚するときに、いつまでも女として錆びないように頑張る、と言ったらしいのですが、まったく覚えておりません。一方の旦那は、ジムに通って筋トレにハマっていますが、それが「男として手を抜いてない」ことになるのか疑問です。男と女は、いつまで、男で、女で、いるべきなのでしょうか……。(48歳、女性、主婦)
A.女だ、男だと区別をつけなくてもいいんじゃないでしょうか。最近、また髪を黒く染めようと思っているんですが、別に男らしくなりたいわけでもないし、自分をちょっとキリッとさせようかな、とか、そういう気分なんですよね。アンチエイジングは、器量の問題だけでなく記憶力とかにも関わってくるので、セリフ覚えが悪い自分には興味深いものがあります。うちの奥さんは普通の体型だと思うのですが、あと二キロくらいは痩せたいらしく、トレーニングのアプリで筋トレをしていて身体のあちこちが痛いと嘆いています。でも、女だ、男だ、という意識では動いてないような気がします。わたしも、地味にダイエットをしたりやめたりしてますが、男だ女だ、というよりは、「自分史」の中で、この体型のシルエットはないな、みたいな基準があるみたいだし、入っていたズボンが入らなくなってきたりしているこの頃は、じゃっかん度を越しているから、いじましくそういうのをやっておるわけです。
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