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レイバーデーの休場明け売りに押される局面もありましたが週後半にかけてショートカバーが入り急速に値を戻す展開となりました。米国市場は10年債利回りが下がらないもののマーケットが上昇するFOMCでの75bpを織り込む展開。日本市場はSQ通過後上値の軽さに期待する買いが入り非常に良い地合いでした。FOMC
FOMC前に来週はCPI等需要経済指標発表が予定されています。それでは上値目途を試すリバウンドマーケットを期待しつつ、今週の週刊xoxoスタートです。
xoxo
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今回のテーマ
1.飲食品値上げラッシュ 対抗するには株でしょ。
2.海外投資家は『匂わせ』がお好き?
3.ニューヨーク最新動向 触ると幸せになる○○
4.Team xoxo9月監視銘柄アップデート.
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1.飲食品値上げラッシュ 対抗するには株でしょ。
飲食料品の値上げラッシュが止まらない。2022年は年間で2万品目で値上げが行われ、平均で14%の値上げとなる計画だ。公共料金の値上げとともに生活を確実に圧迫する。値上げは買い控えで消費後退にもつながりかねない。しかし、カップヌードルの日清、マヨネーズのキューピーなど値上げ発表後の株価は堅調なことが多い。値上げ分は株で取り戻そう。今回は、値上げと株価の関係に迫る。
■インフレによる値上げラッシュ加速
帝国データバンクによる上場飲食料品メーカー105社の調査(8月末)で、2022年の値上げ(予定を含む)は約2万品目に達することがわかった。9月は約2,400品目、10月は2022年の月間最高となる6,500品目と値上げラッシュが続く。値上げの平均は14%、夏から秋にかけて値上げ幅が大きくなってきた。4月末時点の同調査では、年間値上げ予定品目数は6,100品目、平均は11%だった。品目数も値上げ幅も加速している。
値上げの背景は、コロナ禍での物資の不足、物流チェーン混乱に加え、ロシアのウクライナ侵攻による原燃料費の高騰で、インフレが世界を直撃しているからだ。食用油、小麦などの原材料高に加え、原油高により容器や包装資材、物流費が上昇している。また、飲食料品の原材料は輸入依存が高いため円安は輸入価格の上昇で値上げ要因だ。
★月別の飲食料品値上げ(帝国データバンク)
■「値上げ」は「買い」の株式市場
株式市場では、飲食料品に限らず「値上げ」は好材料視されることが多い。素材でも鉄鋼でもタイヤでも「値上げ」報道で株価が上昇するのを見たことがあるのではないだろうか。通常は値上げは需要が強いときに行われることが多い。値上げしても需要が落ちないなら、売上の増加、利益率の改善につながる。
飲食料品メーカーにとっても同じだ。10%値上げすれば、単純には売り上げは目先10%増える。ただ、今回は需要が強いからでなく、原材料高で採算が悪化しているための値上げである。インフレ傾向で電力、ガス料金などの公共料金が上昇して家計費が苦しくなるなか、飲食料品の値上げは買い控えを招きかねない。
買い控えで販売数量が減る場合は値上げ効果が発揮できない。一般的には、値上げしても買わなくてはならない飲食料品には好影響という見方が主流である。
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