弱毒化生ポリオワクチンによるポリオ
もう一つのタイプの経口の生ポリオワクチンは、不活化ポリオワクチンとは異なる。日本や米国以外の、多くの国で投与されているものだ。3回の投与で約95%の効果がある。これは、弱毒化したポリオウイルス株を用いて消化管に免疫を誘導するもので、生涯予防が可能だ。
しかし、まれではあるが、弱毒化したウイルスが神経系に感染する能力を取り戻して、約300万人に1人のワクチン接種者に症状のあるポリオが発生することがある。日本ではまだポリオケースの再燃は確認されていないが、下水調査がなされていないので、未発見の可能性はある。
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