『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」9月12日
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『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2022年9月12日号
●赤羽雄二の視点:最速で人を動かす話し方とは(その2)●今週の相談
・リモート会議で参加者の顔が見えないとき、どうやって効果的な会議進行ができるでしょうか。
・会議中に何でも意見を言って議事進行を遅らせる人がいます。まともなこともたまには言うのですが、大半は割とどうでもいいレベルの話で邪魔をしてきます。どうすればいいでしょうか。
・サービス業です。事業所が多数に分かれています。従業員の満足度、不満度を測るいい方法はないでしょうか。
毎週月曜日発行
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【はじめに】
本メルマガでは、皆さんからの仕事やプライベート上の多くの悩み・質問にていねいにお答えします。メルマガを購読している方なら、どなたでも質問&相談が可能です。(ご質問: akaba@b-t-partners.com )
【『ゼロ秒思考』とは】
『ゼロ秒思考』は、マッキンゼーで14年間、その後も多くの企業、個人を支援してきた私が生み出した独自のアプローチです。
「メモ書き」によって思考と感情の「言語化」に慣れ、強化することで、どんな人でも確実に頭がよくなり、心が強くます。くよくよしなくなります。何をすべきかがわかるので、行動も早くなります。
20数年にわたって改良し、内外で実践していただいた結果、10万人以上の方に効果を実感していただいています。
誰でも、どこでもできて、お金もほとんどかからないシンプルな方法ながら、効果は絶大です。実践された方々からのコメントの一部を紹介します。
「明らかに日々の思考量や行動量が増えた」
「打てば響くような会話ができるようになった」
「オリジナルな企画書をすぐに書けるようになった」
「自分に自信がついた」
「気持ちを素直に伝えらえるようになった」
本メルマガは、この『ゼロ秒思考』をベースに、皆さんの悩みに答えていきたいと思います。
赤羽雄二の視点:最速で人を動かす話し方とは
うまく話すコツは、何もしないこと
話すことに自信がない人ほど、うまく話そうと意識してしまいがちです。「うまく話す」とは、「よどみなく話す」「つかえずに話す」「こちらの要望をうまく伝える」「こちらの主張に合意してもらう」などでしょうか。
本当に「うまく話したい」と思うなら、むしろ「何もしない」「気にしない」ほうがいいでしょう。「うまく話そうとする」ことで固くなったり、あがったり、頭が真っ白になったりして、いいことは何もないからです。相手を尊敬し、決してばかにしたりせず、自然体で話すことが大切です。
上から目線などは、相手にすぐに察知されます。そうなると、本気で話を聞こうとはしてもらえません。むしろいっさい耳を傾けてくれないかもしれません。自分の気持ちを隠すことはほぼ不可能です。
五感は大変鋭く、不自然さを見抜いてしまうからです。隠そう、演じようとか、操作しようとしても、相手に伝わってしまい、警戒心を抱かれることになります。
また、あまりに堅苦しいと相手を緊張させます。緊張すると不必要に警戒させてしまい、ろくなことはありません。こちらも自然に話せなくなってしまいます。
暑くも寒くもない、ほどよい気温の晴れの日に、気持ちよく林の中を散歩していることをイメージするといいでしょう。足元に若干の注意を払います。いちおう前を見て今自分がどこにいるかを確認します。それ以外は、わくわくする気持ちで歩く、くらいの感じです。
テニス、野球、ゴルフなどのスポーツでボールをうまく打とうと意識しすぎたら、力が入ってまともに当たらないか、当たってもボールが遠くに飛びません。
うまくやろうと意識せず、自然体でやるのが一番です。肩の力を抜き、リラックスして話す必要があります。
肩の力を抜いて話すには、
1.余裕を持って自然体でいること
2.準備を十分して、安心して臨むこと
3.相手の反応にも注意を向けられること
4.深い呼吸でゆったりと話すこと
などを意識するといいでしょう。
幸い、私は肩に力が入ったことがあまりなく、むずかしい局面でも比較的リラックスして話すことができます。マッキンゼーに入った当初からそうなので、もともと楽観的なのかも知れません。
ただ、もちろんその後、A4メモを数万ページ書き、毎日数十以上の記事を読み、多くの方とディスカッションする中で、より難易度の高い状況にも対応できるようになったとは思います。
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