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統一教会と国葬で対応力不足が露呈。岸田政権は窮地に

国家権力&メディア一刀両断
永田町異聞メルマガ版      「国家権力&メディア一刀両断」 2022.09.15                   新 恭(あらた きょう) ----------------------------------------------------------------------   統一教会と国葬で対応力不足が露呈。岸田政権は窮地に        ---------------------------------------------------------------------- 統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と自民党、とりわけ清和会(安倍派)との 密接な関係が世間に知れ渡るにつれて、安倍晋三元首相の国葬への反対の声が 高まり、それを強行しようとする岸田政権の支持率が落ちてきた。 さぞかし、岸田首相は後悔しているに違いない。今から思えば、なにも国葬に する必要はなかった、中曽根元首相や大平元首相らもそうだったように、内閣 と自民党の合同葬でなんら不都合はなかった、と。 統一教会をめぐる轟々たる批判はおさまる気配がない。しかし国葬の期日は9 月27日に迫る。あろうことか、国をあげて死を悼むその人物こそ、組織票を差 配できるほどに統一教会と関係が深かったのだ。国葬は故人を神格化する、弔 意の強制だ、国会の審議を経ずに大枚の税金を使うのか…などと声が上がり、 反対運動も日増しに高まっている。 砲弾を浴びて非業の死を遂げた元総理への哀切の情が国中に満ちていた頃、岸 田首相はいち早く国葬を閣議決定した。「何もしないから支持率が高い」と揶 揄されるのに耐え忍んできた男が「決断力」をアピールできると信じて打った 策だったが、裏目に出た。 閣議決定した以上、今さら変更しようものならメンツは丸潰れとなるだろうし、

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