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第486号 なぜ今「サバキの本質」なのか?

松宮康生の『最強格闘技解体新書』
2022/09/19 第486号 最強格闘技解体新書 The strongest martial arts manual 相手を瞬時に制圧できてこそ実戦空手である                      松宮康生             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ なぜ今「サバキの本質」なのか? それは、私は芦原先生から学んだことを残しておきたいと いう思いからである。現在、芦原会館は二代目が継承して いるけれど、その状態は名前こそ「芦原空手」の名を継承 しているけれど、先代のものとは違うものになっていると 感じる人は多い。つまり先代の「サバキ」という技術探求 の道からは、大きく外れているということだ。さらに悪い事 は、芦原会館内部でも先代のサバキを残さないといけな いという意見は出ていて、なんとかしたいという動きはある のだが、組織の中にいる以上、二代目からの許可を得ず してそうした行動を取ることはむずかしい事なのである。 幸いというか、私はすでに芦原会館は退会しているので 自由にそうした研究を進めることができる。ただ出版社から 本を出すとなると組織からの圧力を受けたりする。つまり みんなに伝えたい本当のことが伝わらない。 このたび上梓される予定の「サバキの本質」は、私が芦原 先生の弟子であった時代に書き溜めたノートの記録を紐 解いて書かれたものであり、これまで芦原先生も技術書 で書いていないことも多い。 芦原先生は、危険な命のやり取りをいくつも経験し、より 実戦的であるとはどういうことであるかを考え、サバキを 作り上げたのであった。それは、試合ではおおよそ使え ないものばかりであった。 芦原先生が話した本当の実戦サバキのありように関して 今回は、詳しく書いている。さらに芦原先生の究極の秘技 「トランプ投げ」の秘密とその鍛錬法も初公開する。約5メートル 先に立てたキューリを的にして、紙のトランプを投げて一刀両断 にする技である。この技を見ることができたものは、極めて少ない。 幸いなことに一時期芦原先生の秘書的な仕事の手伝いをさせら れていた私は、一般の道場生が見ることのできなかたシーンを いくつも見ることができたし、聞くこともできたのだ。もちろん今回 の本もいくつかの出版社からオファーもあったが、商業出版にし てしまうと、以前にも書いたように横やりが入ったり、妨害されたり と自分が本来書きたいと思ったものが、書けなくなってしまう。 さらには、芦原先生とその技術に関心を持つ人々が、少なくなって

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