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【痛くない死に方 2022年第37号】なぜインフルエンザワクチンだけ、コロナワクチンと同時接種が認められたのか?

長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 2022/09/16
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2022年 第 37号 【長尾和宏の「痛くない死に方」】 長尾和宏です。ほんまに今年は、いろいろな人が旅立ちますね…。 いや、毎年亡くなっているんですが、自分が歳をとるとともに、死が身近にな っていくのを実感します。老いるとは、肉体的な問題だけではなく、多くの死 を目撃していくことなのだと最近しみじみ感じています。 エリザベス女王の訃報から1週間。我々日本人にとっては、国葬とは何ぞや? と考えさせれる1週間でもあったのではないでしょうか。 招待状が来た、来ないとか、〇〇が行く、行かないとか、イギリスの人が日本 の今の騒ぎを見たら、目を丸くすることでしょう。それにしても、日本人すら 誰もが一度は口ずさんだことのある【ロンドン橋落ちた】が英国国家の「暗号」 だったとは…。 以下、毎日新聞の記事より(9月11日付) 「長く秘密とされてきた英政府の作戦コードネーム『ロンドン橋作戦』が明ら かになった」。昨年9月米政治サイト「ポリティコ」がその内容を入手したとし て詳細に報じた。 王室や首相官邸、軍など限られた関係者が年に数回会議を開き、内容を練って いたという。ポリティコや英紙ガーディアンなどによると、女王死去の日は、 「Dデー」と名付けられた。 軍事用語で重要作戦開始の日とされ、第二次大戦中に、 米英などの連合国軍によるノルマンディー上陸作戦の日も「Dデー」と呼ばれた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ エリザベス女王が亡くなった場所・バルモラル城はかつてフィリップ殿下から、 プロポーズを受けた場所なんだってね。在位70年。僕の人生より長い! 以下は昨年4月に僕が、夕刊フジの連載に書いたフィリップ殿下の死について。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ エリザベス女王の夫であるエディンバラ公フィリップ殿下が2021年4月9日 ロンドン郊外のウィンザー城で亡くなりました。享年99。 フィリップ殿下は2月中旬に体調不良を訴え、大事を取りロンドン市内の病院 に入院。その後心臓の手術を受けたそうです。 3月16日には無事退院し、ウィンザー城に戻りました。  感染症の疑いとの報道もあったようですが、エリザベス女王とともに、1月に コロナワクチンも接種されており、コロナではないとのこと。 殿下は心臓の既往症があり、2011年にはステント治療を受けられていた そうです。死因はあきらかになっていませんが、持病の心臓疾患が悪化したの かもしれません。そうはいっても御年99歳。 あと2ヵ月で100歳を迎えるはずでしたから、見事な大往生でしょう。                  * 「大往生」と書くとそれまで病気一つ、ケガ一つなかった老人が突然バタッ と逝くようなイメージを持たれる人もいるようです。 しかし、そんなわけがありません。

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