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第234回 暗号通貨の先週の動き、クリプトヘッジファンドとはなにか? その1

ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第234回 暗号通貨の先週の動き、クリプトヘッジファンドとはなにか? その1 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事 今回もいつものように、ビットコインを中心とした暗号通貨の先週の動きについて紹介する。「テレグラム」などのSNSで個人投資家が多く集まるアカウントで注目されれている動きを中心に紹介する。 次にメインテーマとして、クリプトヘッジファンドの概要について紹介する。今回はその1である。 ▼下落したビットコイン ビットコインを中心とした暗号通貨の相場は下落している。その原因となったのは、9月13日に発表されたアメリカのインフレ率である。「FRB」の度重なる利上げにもかかわらず、米インフレ率は8.3%と高止まりしていることが明らかになった。これは「FRB」によるさらなる利上げの観測を呼び、それによる相場の下落懸念が強まった結果、株価は実際に大きく下落した。 現在、ビットコインの相場は株価に連動している。そのためやはり9月13日からビットコインは下落を始めた。9月12日には319万円台だったビットコインは、19日現在では277万円台で取引されている。大きな下落である。 ●ビットコイン取引所の流入額の増大 米インフレ率の下落のような明るいニュースの発表でもあれば相場は上昇に転じるだろうが、いまの段階ではさらなる下落を示唆する情報が多い。そのひとつとして注目されているのは、ビットコイン取引所の流入額の増大である。 ブロックチェーン分析会社、「グラスノード」などのデータによると、取引所のビットコイン流入が2020年3月以来の高水準に達している。この時のビットコインの相場は67万円台だった。最終的には760万円前後まで行く急上昇の流れに入るのは、それから2カ月後の2020年5月からである。 ちなみに取引所へのビットコイン流入額の増加は、これまでホールドしていた投資家がビットコインを売却するために、取引所に移動させたことによる。しかたがってこれは、ビットコインの相場の下落のシグナルとして理解されている。分析会社、「サンティメント」のデータでは、9月13日までの1週間の総流入額は169万BTCだった。 これは、これは2021年10月以来、最高額のビットコインが動いたことになる。これが起こってしばらくして、2021年11月初旬からビットコインの大幅な下落が始まっている。 また、「サンティメント」が発表した2021年のレポートでは、取引所流入の大きな上昇は、暗号通貨の平均価格5%の下落につながる傾向があることを示していという。これは、少なくとも100万ドルの時価総額を持つ1000の暗号通貨の価格変動を追跡した結果によるものだ。 このような結果を踏まえ、「サンティメント」は少なくとも今週は、投資家がビットコインを買うことに興味がないようだと指摘し、次のように述べた。 「17日の大きな下落の後、暗号通貨の投資家は、インフレ関連の恐怖から突然の下落に少し麻痺している兆候を示しています。3日前に価格が上昇していたときと比較して、現在、買いに対する関心は著しく小さく、FUDを示唆しています。」 ●ロバート・キヨサキの予測

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  • ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン
  • 昨年から今年にかけて仮想通貨の高騰に私たちは熱狂しました。しかしいま、各国の規制の強化が背景となり、仮想通貨の相場は下落しています。仮想通貨の将来性に否定的な意見が多くなっています。しかしいま、ブロックチェーンのテクノロジーを基礎にした第四次産業革命が起こりつつあります。こうした支店から仮想通貨を見ると、これから有望なコインが見えてきます。毎月、ブロックチェーンが適用される分野を毎回紹介します。
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