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第161回 「解き方」は「生き方」(算数限定のお話しです)

宮本哲也のマンハッタン通信~日々、自己ベスト更新!
第161回 「解き方」は「生き方」(算数限定のお話しです) 算数世界の登場人物は 0123456789+-×÷ だけです。 すべての算数の問題はこの10個の数字と4個の記号を組み合わせて作られます。 その問題と,今,自分が持っている武器だけで戦うことが算数という科目の本質です。 「教えてもらう」ことは「代わりに解いてもらう」ことです。 「代わりに生きてもらう」ことはできませんよね。 「教えない授業」は「自由に生きてもらう授業」です。 算数のルールさえ破らなければ何をしてもいいんです。 どんなルートをたどっても同じ答えに行きつきます。 「うまくやろうとするな!ひたむきにやれ!」 これがすべてです。 賢くない親(私が接する賢くない親のほとんどは母親です)が 「私は算数,数学ができなくて肩身の狭い思いをした。わが子には絶対にそんな思いをさせたくない!」 と子どもに不自然な力を加えるとよほどうまくいっても「小賢しい」子にしかなりません。 「賢い」と「小賢しい」はまったく異なりますが,賢くない親にはその違いがわかりません。 根底に 「賢い子はどんなに難しい問題でもスラスラ解ける!」 という思い込みがあるからです。 小中学生の頃,自分にはまるで歯が立たない問題をスラスラ解く(解いているように見える)級友を見て 「この子は解き方を知っているんだ!私も解き方を知っていればスラスラ解けるのに!」 という体験があったのでしょう。 小学校レベルの算数の問題ではそういうこともあるでしょう。 実際,公文などで先取りした子は小学校では初めて出る単元の問題をスラスラ解きます。 中には 「どうだ!オレ,すごいだろう!」

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  • "天下無敵の宮本算数教室! 世界にはばたく宮本算数教室! と大ボラを吹きながら、 1993年、横浜駅西口徒歩10分のところに宮本算数教室を設立。 2009年、日本のど真ん中で授業をやりたくて、東京駅日本橋口から、徒歩3分のところに教室を移転。 2015年、世界のど真ん中で授業をやりたくて、ニューヨーク、マンハッタン、グランドセントラル駅から徒歩10分のところに教室を移転。 2015年2月10日に入国してから、日々、発見、驚き、感動の連続です。 マンハッタンで感じたこと,考えたこと,思い出したことを綴ります。"
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