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佐高信の筆刀両断~安倍晋太郎を総理に望んだ統一教会~
2022/9/23
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◆目次
1・筆刀両断 安倍晋太郎を総理に望んだ統一教会
2・会えなかった人(36) もう一度会いたい伊藤保次郎
3・雑記
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1・筆刀両断 安倍晋太郎を総理に望んだ統一教会
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9月14日、『ZAITEN』11月号に掲載の「佐高信の賛否両論」の対談のために
有田芳生と会って改訂新版の『統一教会とは何か』(大月書店)をもらった。
さすがにウォッチャーとしての年季の入っている本だが、
書き加えた序章の「統一教会は安倍晋太郎議員を総理にすべく応援した」という指摘に目が止まった。
中曾根康弘の後継として、宮澤喜一、竹下登、そして安倍晋太郎が争っていた時、
統一教会は晋太郎を応援していたというのである。
結局、中曽根裁定で竹下になるわけだが、
統一教会とのつながりは岸信介、女婿の安倍晋太郎、
そして孫の晋三とそれぞれに深かったということだろう。
自民党の岸から福田赳夫を経て晋太郎にバトンタッチされる清和会という派閥が
とりわけ統一教会と密着していた。
本流とは言えなかったこの派閥が
森喜朗、小泉純一郎、安倍晋三という首相を生んで主流になっていくわけだが、
森の前の派閥のトップの三塚博は幸福の科学が首相待望論をブチあげていた。
私に言わせれば清和会はキワモノ的政治家の集合体だったのである。
陰をもつ彼らには統一教会は浸透しやすかった。
1991年9月19日号の『週刊文春』で有田は
「統一教会“秘書軍団”は何をねらっているか」を報告している。
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