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Q.新規上場のグッピーズ、異例の閲覧課金制求人サイトが生む顧客メリットとは?

決算が読めるようになるノート
ヒント:閲覧課金制の採用により、●●となる可能性が高い この記事は沼幹太さんとの共同制作です。 今回は、2022年9月30日に東証グロース市場に上場予定の株式会社グッピーズについて解説していきます。 グッピーズの主要事業は、医療・介護・福祉業界に特化した求人サイト「GUPPY」で、主に有資格者(中途57職種、新卒27職種)に利用されている媒体です。 以前紹介した訪問看護SaaSのeWeLLと同様、グッピーズの事業ドメインである医療や介護業界は、少子高齢化が進む日本の環境下において社会的なニーズが高まっており、追い風を受けている業界の一つです。 Q.訪問看護ステーション向けSaaSのeWeLLが新規上場、競合に対する強みとは? 前半ではグッピーズの概要や直近の業績を確認しつつ、後半では類似企業と比較しながら、グッピーズの業界内での立ち位置や強みについて考察していきます。 グッピーズの会社概要 まず、グッピーズの会社概要について解説していきます。 グッピーズは、2000年9月に東京都品川区にて設立されており、創業当時から現在の中心事業である医療系求人サイト「GUPPY」を運営しています。その「GUPPY」には、全国の歯科医院の約27%、歯科職種就業者の42%が登録しているなど、歯科関係の求人において大きなシェアを持っています。 「Goodな発想で、世界をHappyに。」というミッションを掲げており、次の事業概要で解説する「閲覧課金型求人サイト」や、多機能な健康管理アプリなど、”Goodな発想”を形にした事業を行っています。 グッピーズの事業概要 次に、事業概要について解説していきます。 主に「1.人材サービス事業」と「2.ヘルスケア事業」の事業セグメントがあり、それぞれ以下のような事業内容になっています。 1.人材サービス事業 ・医療、介護、福祉業界に特化した人材サービス事業 ・中途向け求人サイト「GUPPY求人」、新卒向け求人サイト「GUPPY新卒」の2種類が存在 ・「GUPPY求人」の課金形態は掲載料金1万円+閲覧課金制(一部成果報酬課金を採用)、「GUPPY新卒」は1シーズン定額10万円の期間掲載制 2.ヘルスケア事業 ・スマートフォンを使った健康管理アプリ「GUPPYヘルスケア」を提供 ・一般利用者向けには無料でアプリを提供しているが、企業や自治体、健康保険組合向けに福利厚生として有料版を提供 ・有料版では従業員、地域住民、組合員等の利用者の健康活動に応じて健康ポイントが還元され、健康ポイントはAmazonギフト券等と交換できる

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  • アメリカ・日本のネット企業(上場企業)を中心に、決算情報から読みとれることを書きます。経営者の方はもちろん、出世したいサラリーマンの方、就職活動・転職活動中の方になるべく分かりやすく書きます。
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