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家庭教育支援法案にみる統一教会と自民党安倍派の共闘

国家権力&メディア一刀両断
永田町異聞メルマガ版      「国家権力&メディア一刀両断」 2022.09.22                   新 恭(あらた きょう) ----------------------------------------------------------------------    家庭教育支援法案にみる統一教会と自民党安倍派の共闘        ---------------------------------------------------------------------- 週刊文春がこのほど入手し公開した動画と記事に、下村博文元政調会長が怒っ ている。 動画の舞台は、昨年10月9日、東京・板橋区の区立グリーンホール。下村氏が 国政報告をした後、国際勝共連合幹部・青津和代氏が「家庭教育支援法制実現 を」というテーマで講演したうちの一コマだ。 青津氏「ただいま、下村博文先生が熱気あふれるコメントをしていただいて、 私も十数年前から先生とご縁を持たせていただき選挙のたびにマニフェストに のせていただくように青少年健全育成法と家庭教育支援法はなんとしても自民 党が達成していただきたいということで、政調会長室に今回も伺いましたし議 員会館のほうにも伺いました。総裁選も期待したところなんですけれども、総 裁選の先生が発表される前々日くらいに政調会長室にお伺いしたときに秘書を 呼びつけて家庭教育支援法、青少年健全育成基本法を必ず入れるようにという ことでですね、文面もちゃんとお渡しすることができまして・・・」 滑らかに弁舌をふるう青津氏。統一教会の“政界工作担当”と言われる人物だ。 先に国政報告を終えた下村氏が見守るなか、蜜月関係を強調してみせたわけだ が、話の中身はごくシンプルなものだった。 下村氏が党総裁選への出馬断念を表明した昨年9月9日の「前々日くらい」に青 津氏は党本部を訪れ、政調会長だった下村氏に対し、家庭教育支援法、青少年 健全育成基本法をマニフェストにのせてほしいと要請、下村氏は秘書にそうす るよう指示したと受け取れる。

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