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ウクライナ侵攻、ロシアは部分動員令 敗北濃厚で「中ロ枢軸」解体の運命か

勝又壽良の経済時評
  • 2022/09/22
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ロシアは2つの問題に悩む 同じ病に感染している中ロ 極秘の電子兵器を捨て遁走 購入契約破棄のロシア武器 ロシアのウクライナ侵略戦争は、9月に入って大きな局面転換を見せている。ウクライナ軍が、北東部で約8000平方キロを奪回したからだ。この過程で起こったロシア軍の遁走は、これまで言われてきた「軍事大国」ロシアの姿とほど遠かった。小国の兵士が、先を争って逃げ去る状況を彷彿とさせた。「ロシア敗北」を強く印象づけたのである。中ロ枢軸に、空中分解の恐れも否定できまい。 振り返って見たとき、戦争には大きな「ヤマ場」がある。太平洋戦争で日本軍は、真珠湾奇襲攻撃で大勝を収めたが、その7ヶ月後のミッドウェー海戦で大敗北を喫した。これで、日本海軍は主力艦隊を失って日本敗戦への道に繋がった。 ロシアは2つの問題に悩む ロシア軍のウクライナ北東部での敗北は、二つの要因によってもたらされた。兵士不足と武器不足である。 前者は、ロシアが開戦時に擁した兵員15~20万のうち、すでに7~8万人の死傷者が出ていると米英の軍事専門家は推計している。こういう、悲惨な戦い方になれば、兵士の士気が高まる筈がない。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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