2022.09.23更新分
■ DOEの目標設置で安定配当が魅力 ~ 好業績で出遅れ感の強い高配当銘柄
インフレ抑止のため世界の中央銀行が一斉に金融引き締めに走り、その終わりがいつになるかはいまだ不透明。結果、長期にわたって株式相場が低迷しかねないと危惧されるなか、医薬品などのディフェンシブ株には先行して資金が流入していたが、そこも割高感が強くなった。最後の頼みは、出遅れ感の強い高配当株ということで中山製鋼所や大林組など高配当&低バリュエーション銘柄に物色の矛先が向かっている。
ある国内運用会社のファンドマネジャーによれば「守りの投資にシフトする中で、中長期にわたり減配リスクの少ない銘柄は株価の下落が限定的」。どれだけ配当が安定して出せそうかをみる上で、株主資本に対する配当の割合を示す「株主資本配当率(DOE)」の目標を掲げているかどうかを重視してする投資家も少なくない。
純利益により配当額が変わる「配当性向」に比べて、「DOE」目標を掲げる銘柄は経営環境の変化にかかわらず安定した配当が期待できる。以下に、その代表例を挙げておきたい。
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