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Q. ビジネスコーチ上場。コーチングビジネスが注目される背景とは?

決算が読めるようになるノート
ヒント:●●への転換に併せて、●●が急拡大すると考えられるため この記事はhikoさん(企画・リサーチ担当)との共同制作です。 これまでは何かを学ぶというと、ティーチング(知識を教わる)が主な手段でしたが、最近はコーチング(目標達成に向けて自ら行動できるようにコーチをしてもらう)が注目されています。 今日は、2022年10月20日にIPOが決定した、ビジネス領域でコーチングを提供するビジネスコーチ株式会社を取り上げます。 ビジネスコーチは、コロナ禍においても順調にビジネスを拡大し、2021年9月期の売上高は10億円(YoY +45%、過去5年のCAGR(年平均成長率) +23%)と右肩上がりで成長しています。 注目されるコーチング業界において、ビジネスコーチが提供するサービスはどのようなもので、他のコーチングサービスとどのような違いがあるのか、注目される背景を詳しく解説します。 ビジネスコーチングとは? ビジネスコーチのビジネスについて知る前に、そもそも「ビジネスコーチング」とはどのようなものか簡単にご説明します。 ビジネスコーチングとは、「ビジネス目標を達成するために、クライアント(人と組織)の行動変容を支援する行為」です。(出典:橋場 剛著「ビジネスコーチング大全」株式会社日経BP) ビジネスコーチの1の部には、次のように記されています。 ビジネスコーチングは、特定の業種・事業分野のスキル向上を目的としたものではなく、ビジネス全般のあらゆるシーンにおいて、経営層から新入社員まで、ビジネスパーソンの一人ひとりの力を最大限に引き出すアプローチで実施するサービスです。(中略) ビジネスコーチングには、一人のコーチが一人のクライアントに対してコーチングを実施する1対1型が基本的なサービス提供形態で、クライアント個人の業務上の課題解決に関する質問等のコーチングプロセスを実施し、コーチがクライアントの中にある意思やアイデア、能力、魅力等に気づかせ引き出すことでクライアントが必要とする行動変容が習慣化し、定着して成果を実現するまで支援することを目的とします。 ビジネスコーチの概要 ビジネスコーチは、2005年4月にビジネスコーチングを提供することを目的として設立されました。当時の日本ではまだコーチングが普及しておらず、早いタイミングで事業参入したといえます。 当初は個人向けに 「ビジネスコーチスクール」を提供し、コーチングスキルそのものを教えていました。まだコーチ自体が少ない中で、ビジネスコーチがコーチを育てることから始めています。 2009年4月に法人顧客の経営幹部向けにコーチングサービスを提供する「エグゼクティブコーチング」を開始しています。その後、企業の人的資本の活用への関心が高まる中で「人事コンサルティング」や、オンライン完結の「クラウドコーチング」など新たな事業を展開しています。

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  • アメリカ・日本のネット企業(上場企業)を中心に、決算情報から読みとれることを書きます。経営者の方はもちろん、出世したいサラリーマンの方、就職活動・転職活動中の方になるべく分かりやすく書きます。
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