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貞子第二メルマガ:「行き過ぎたドル高」が止まらない!!~パウエル議長に「ポールボルガー」降臨!!!~

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 2022/09/27
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9月20―21日にはアメリカでFOMCが開催されました。 FOMC後の記者会見で、パウエルFRB議長の発言には「これで もか!これでもか!!!」というくらいに想定外に「執拗なタカ 派発言」が続出。「利上げによる景気後退」を懸念して、この日を 境に内外の株式市場は再び続落を開始します。 翌9月21―22日には日銀政策決定会合で黒田総裁は引続き 「異次元の金融緩和」の維持を強く表明。結果、22日中にドル円 が1ドル145円を突破します。 そこで夕刻には日本財務省が単独で巨大な為替介入が発動。 単独の為替介入の効果は三営業日くらいしか続きしません。 こういった「ドル円の乱高下」は、投機筋にとってはまたとないチ ャンスとなっているようです。 そんな中、9月23日にはイギリスのトラス新政権が何をとち狂 ったのか、大型減税を柱とする大型の財政刺激策を発表。これは 新政権の「大ちょんぼ」です!!!トラス新政権は「新興国並みの 大間違い」を犯してしまいました。 23日を境に、ポンドは急落を開始。イギリス国債の金利も急騰 します。週明け26日には投機筋が暗躍。素人の人は手を出して はいけません。 さて、 22日の日本財務省の単独為替介入と言い、23日の「トラスシ ョック」と言い、「ドルの独歩高」が止まりません。 「行き過ぎたドル高」はアメリカの企業業績には大変なネガティ ブ材料です。 さらに、「行き過ぎたドル高」はアメリカ以外の国々の経済運営を 難しくして、世界同時景気後退のリスクを高めます。 新興国で危機のようなものが起きても不思議ではありません。 「何が起きても不思議では無い」くらいの「ドルの独歩高」が進行 中なのです。かくして、マーケットのボラタイルは続きます。 一方、今回の9月FOMC発表の「FRBによる経済見通し(9月改 訂版)」を持ってしても、「高インフレという厳しい現実」に対し ては「今のFRBは依然ハト派(弱腰)過ぎる」と見る専門家は多 いです。 おそらく、FRBは「9月FOMCの見通し」よりもさらにタカ派へ シフトしないと、FRBの高インフレ退治は「完遂」しないでしょ う こういった「厳しい現実」の「可能性」にうすうす気がついている からこそ、パウエル議長の語気は荒くなっているのです。 今後はアメリカのCPI統計の発表のたびに、さらにはFOMCが 開催されるたびに、内外の株式市場は大幅続落を繰り返してゆく ことでしょう。 世界同時不況は長引くかも知れません。世界同時不況は向こう5 年くらい続くかもしれません。

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