もとに戻ったか?
おはようございます。
急激に秋が深くなってきたな、と感じている方も多いと思います。しかし、あまりにもいろいろなことが日本国内、国際社会で起こり、正直、すべてをフォローできない状態です。特にイギリスでのトラスショックは、理解できない部分がたくさんあり、わからないことは語らないと決めていますので黙っている状態です。それでもそれを語るのがおめぇーの仕事だろ、と久しぶりに周囲から喝をいれられました(笑)。その通りですね、反省・・・。
■ロシアのやっていることは100年前から変わらない
ロシアがウクライナ東部にて住民投票を行い併合の準備を進めています。これは、クリミアで行ったことと同じでこの展開は予測しえたものです。かんたんに説明すると、ロシアがやることは過去と同じことを繰り返し行う、ということだけです。
たとえば、今のアメリカ側の説明ではロシアの工業生産は落ち込んでいき、ロシアは劣化を今後していく、というようなことを言っている方々は、ロシアの工業の歴史を知らないわけです。そもそもロシアの工業など昔からどうにもならないもので、いつの時代も結局は、石油や鉱業などがそれにとって代わったものです。
ましてや現在はルーブル高の状態で、ロシア工業製品がルーブル高によって競争力を失うことは自明のことです。結局、ロシアとしては、農業、木材、エネルギーに頼っていく経済に移行をしていくほかないのです。それは昔も行ったことで、ロシアの工業がダメになるのはロシアにとっては織り込み済みのことです。
むしろ、心配するのは、ロシアのオランダ病化です。これはオランダで大規模な天然ガス田が見つかり国民の勤労意欲がそがれたことを指します。その現代の典型がサウジアラビアであり、サウジ人というのは働かないことで有名な方々です。これは莫大な石油収入によって豊かな生活を送ることができることによって勤労意欲がそがれるということです。
オランダをみてノルウェーなどは、石油が見つかってもそれを基金としてSWFなどを結成してそれを運用しているのは世界的に有名な話です。
そして欧米との関係では、ロシアの安全保障は核の抑止力によって保たれていますが、今回、核戦力を使う可能性についてプーチンが言及。軍人がそのリスクを強調する意味がわかりますが、個人的にはそのような度胸があるわけがない、ということです。
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