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第713回 日本の根源的な構造とさらなる停滞、プレヤーレンが警告するロシアの今後

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…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第713回 日本の根源的な構造とさらなる停滞、プレヤーレンが警告するロシアの今後 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼次回のメルマガ、台湾有事の可能性 まず最初に今回は、次回のメルマガの予告をする。いま信頼できる情報を集めているが、今年の11月から来年の1月ころに台湾有事が本格的に発生する可能性があるかもしれない。その背景になっているのは、ウクライナ戦争の激化によるアメリカの兵器不足である。アメリカはすでに100万発を越える155ミリ砲弾をウクライナに送り、在庫がほとんどない状況だ。また高機能ロケットシステムの「ハイマース」も米軍の在庫が切れ始めている。これはウクライナに送っている兵器全般に見られる状況だ。 これらの兵器を補充するには1年半はかかると見られている。いま米国防総省は大急ぎで兵器産業に発注しているが、生産能力に限界があり、追いつかないからだ。アメリカのこのような兵器不足は中国にとって、台湾有事を仕掛ける絶好のチャンスになる。 一方ネットでは、中国の習近平主席が自宅軟禁され、人民解放軍によるクーデターのうわさでもちきりだ。しかし筆者が調べたところ、これに関連するすべての情報は特定のインドメディアから出ていることが分かった。このひとつのサイトからの情報が拡散しているのだ。クーデターを証明するその他の情報もないし、また具体的な証拠もないので、これは単なる偽情報であると見てよいだろう。 他方、中国の台湾侵攻の動きは水面下で着実に進んでいる可能性がある。いま情報を集めている。これが本当に起こると、日本では多くの食品で輸入が途絶し、食糧危機が発生する可能性がある。中国のクーデターのうわさよりも、こちらの方が大きな危機だ。 信頼できる情報の収集に時間を要するので、次回の記事に詳しく書く。重要な記事になると思う。 ▼今回の記事 日本の慢性的な停滞状態に陥ってすでに30年近くが経つ。その間、日本を成長軌道に再度乗せるさまざまなシナリオが提起されてきた。しかし、ここに来て、日本がこれほど長い間停滞している根本的な構造が見えて来た。今回はこれを書く。台湾有事の危機を見るにも押さえておかなくてはならない構造だ。 最後に、プレヤーレンの最新コンタクトである第822回 コンタクトの内容を紹介する。ウクライナ戦争の実態が改めて書かれてある。 ▼日本が慢性的に停滞している理由 それでは早速今回のメインテーマを書く。日本はが慢性的に停滞している理由についてだ。 何度か景気浮揚の時期はあったものの、1991年にバブルが崩壊してから、日本は慢性的な停滞状態に陥っている。経済成長率は1%を下回る水準で推移し、賃金もほとんど横ばいで上昇は見られない。さらに、山一證券や拓銀の破綻があった金融ビッグバン以降、日本経済は一層低迷した。 そして、人件費の削減を模索していた経団連の強い要望で小泉政権が実施した2003年から2006年にかけての労働者派遣法改正で、製造業の全分野における非正規雇用の導入が可能になった。その結果、終身雇用制は実質的に放棄された。人件費の削減で増大した企業の利益は株式などに投資され、2003年から株価は上昇に転じた。 しかし、その後、金融市場は拡大しつつも、国内の景気は依然として低迷し、平均賃金も横ばい状態が続いている。1990年と比較すると、賃金は先進国で50%から150%ほど上昇しているのに、日本は伸び率は実質的にゼロに等しい。2015年には韓国に抜かれている。

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