第572号
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岩上安身のIWJ特報!
「ウクライナ紛争のエスカレーションの背景にあるのは
米国によるウクライナへの武器供与!」
岩上安身による国際政治学者・神奈川大学教授 羽場久美子氏インタビュー
(その1)
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・ズームでインタビューに答える羽場久美子 神奈川大学教授(IWJ撮影)
https://bit.ly/3BL11nA
記録的な猛暑となった2022年の夏。東京都心の猛暑日(気温35度以上)は14回
を数え、1875年の統計開始以来、歴代最多日数を更新した。また、新型コロナウ
イルスの新規感染者数は8月19日に全国で26万人を超え、こちらも過去最多とな
った。
日本の社会では、7月8日に安倍晋三元総理が銃撃されて死亡した事件の衝撃が
続き、その背景として浮かび上がった世界平和統一家庭連合(旧統一教会。日本
では2015年に名称変更)と政治家との強い結びつきが次々に明らかになっていっ
た。
一方で、極寒の2月に始まったロシアとウクライナの紛争には終結の兆しは見
えず、紛争が長引くほど、市民生活に大きな影響が出るのは必至だ。
国際政治学者で神奈川大学教授の羽場久美子氏は、6月6日に「ロシアのウクラ
イナ侵攻―武器供与でなく停戦を―アメリカの世界戦略、次は中国」と題する講
演を行い、「現在のロシア・ウクライナ戦争の報道の中で、アメリカの話はほと
んどされない」と指摘した。
単純に「ロシア=悪」とする見方に異議を唱え、この紛争の背後で大きな役割
を果たしている米国に焦点をあてた上で、早期停戦の重要性を説いた。今の学会
では希少な、勇気と理性のある発言である。
IWJは同講演を中継している。
※「100%ロシアに責任がある」は正しくない。ロシア側のみでなく、ウクライ
ナ側、特に、武器供与など、アメリカ側の問題点も報道されるべきである!~6.
6羽場久美子教授(国際政治学者)講演会「ロシアのウクライナ侵攻:武器供与
でなく停戦を」 2022.6.6
https://bit.ly/3RhygEC
また、ロシアとウクライナの停戦交渉が停滞する中、14人の歴史家らからなる
「憂慮する日本の歴史家の会」が、5月9日に声明「日本、韓国、そして世界の憂
慮する市民はウクライナ戦争即時停戦をよびかける」を発表、即時停戦を求めた
。羽場氏も、その1人として名を連ねている。
2022年3月15日【第1次声明】
ウクライナ戦争を1日でも早く止めるために日本政府は何をなすべきか
―――憂慮する日本の歴史家の訴え―――
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