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そこは本当にレッドオーシャンなのか?

西野亮廣エンタメ研究所
おはようございます。 先に自分の銅像を作っちゃって、銅像に見合う自分になろうと思っているキングコング西野です。 #その方が成長スピードが速い気がする さて。 今日は全てのサービス提供者さんに届けたい『そこは本当にレッドオーシャンなのか?』という話をした後に、僕なりの打ち手を紹介したいと思います。 競合を見誤るな 人は、競合が多い場所を「レッドオーシャン」と呼び、避けがちですが、「そもそも、それって競合じゃないよね」という場合が多々あります。 たとえば、19時からの「お笑いライブ」は、同時刻に「カラオケ」を選んでしまった人には届きません。 一方で、自分の共演者見当てでライブに足を運んでくれた人には、自分のパフォーマンスを届けることができます。 競合は「カテゴリー」ではなくて、「時間帯」で区切るべきで、舞台に立つ芸人の競合は「舞台に立つ芸人」ではなく、「同じ時間帯にパフォーマンスをしている全てのサービス」です。 「今夜はお笑いライブに行こうかな」 といった感じで、まずは「カテゴリー」で選んでもらわなくちゃ始まりません。 そして、もう1つ。 「レッドオーシャン」と思われがちですが、「同業他社が集まったことによって生まれるメリット」は確実にあって、東京の『月島』なんて、まさに。 「もんじゃ焼きを食べよう」と思った時に、店の名前よりも先に、もんじゃ焼き屋がひしめく『月島』という地名が頭に出てきます。 こうなると、「とりあえず月島に行ってから、歩いて店を選ぶ」という流れが生まれますし、「A店に向かう途中に見つけたB店に入る」という流れも生まれます。 もんじゃ焼き屋がひしめく月島はレッドオーシャンでも何でもなくて、むしろ、「もんじゃ焼き屋を出すなら、月島に出した方がいいよね」という話です。 こうして説明すると「そりゃそうだ」となるのですが、多くの人は、隣の店(同業)に人が押し寄せる景色を嫌います。 ここは気持ちの問題で、どうしても、トータルの勝利(盛り上がっているカテゴリーの中で4位)よりも、目先の勝利(盛り上がっていないカテゴリーの中で1位)を取りに行ってしまうようです。 ただ、そこは一旦「感情」を捨てて、冷静に「損得」で判断した方がいい。 「盛り上がっているカテゴリーの中で4位」の方が「盛り上がっていないカテゴリーの中で1位」よりも、お客さんが来るのであれば、前者を選ぶべきです。 これは、映画の公開時期でも同じことが言えます。 映画『えんとつ町のプペル』は何故2020年12月25日公開なのか? 映画『えんとつ町のプペル』の公開時期は、コロナの影響もあり、「来年に延期する?」という話もあがりましたが、一ミリも迷うことなく、当初の予定どおり「2020年12月25日」の公開を選びました。

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