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チームを残していく為に、今からできること

西野亮廣エンタメ研究所
おはようございます。 「ソーシャルディスタンス(人の距離)が叫ばれているのに、TVタレントは、なんで普通に収録して、なんで普通に唾を飛ばし合っているんだ!収録もマスクしろよ!」という非難が集まる中、YouTuberのラファエルさんは最強だなぁと思っているキングコング西野です。 さて。 今日は『チームを残していく為に、今からできること』についてお話ししたいと思います。 「Zoom呑み会」が流行っていますが、「コロナの終息と同時にZoom呑み会が無くなるか?」というと、きっとそんなことはなくて、Zoom呑み会(オンライン呑み会)は呑み方の選択肢の一つとして残るでしょう。 となってくると当然、缶ビールや缶ハイボールの需要は増えますし、他方、これまでのお客さんの何割かがいなくなることが決定している居酒屋は、新たな収益源を開発しなければなりません。 アンチの相手に疲れた堀江貴文さんが「もう金輪際、リアルイベントはやらない!」と発表されていましたが、きっとそれは一つの正解で、これまで以上にウイルスの存在が身近にある未来(新型コロナウイルスの次のウイルスの脅威が常にある未来)を生きる僕らは、今現在、準備を続けてきたイベントに新型ウイルスの流行がぶつかった時の回避法を知りません。 おかげで、イベントを開催すること自体が「ともすれば自分達の活動を終わらせるギャンブル」になりつつあります。 イベント関係者は、たとえイベントをキャンセルしても瀕死状態に陥らなくて済むように自分達のビジネスを再設計する必要があり、「イベント開催1週間前からしか会場の予約を受け付けない」という方法でキャンセルのリスクを減らし、ウイルスを乗り越えることを考える会場(劇場・ライブハウス)が出てくる展開もありえそうです。 「1週間で集客できるアーティスト」なんて、ほぼ存在しないので、小さな会場が重宝され、皆の憧れであった「日本武道館」や「さいたまスーパーアリーナ」といったマンモス級の会場は、ここから苦戦を強いられるでしょう。 この規模のイベントをキャンセルするとなると、一瞬で会社が潰れます。 今回のコロナで、そのリスクの高さを知ったアーティストは、マンモス級の会場と少し距離をとります。 厳密にいうと、〝アーティストの所属事務所が〟距離をとります。 このサロンで何度も申し上げていますが、コロナは「流行り病」として捉えるのではなく、インターネットが出てきた時のような…またはスマートフォンが出てきた時のような、「時代」として捉えた方が良くて、今、僕らは、これまでの生き方や働き方を大幅に見直す局面に立たされています。 その時、涙を流すのは「変われないリーダー」がいるチームです。 僕は時々、会社のコンサルを受けているのですが(※まもなくZoomコンサルのサービスを始めます)、その際、5社に1社ぐらいの確率で、〝もう賞味期限が切れてしまったビジネス〟をなんとかしようとする経営者さんに出くわします。 「電話ボックス業界を、もう一度盛り上げたい」みたいな相談です。 相談を受けた以上、僕にはその会社を守る責任が発生しますので、そういう場合は、「その想いは捨てた方がいいですよ」とバッサリと切り捨てるようにしています。 どえらい空気になるのですが、叶わない願いに振り回される社員さんや、社員さんのご家族のことを想うと、ここで社長の息の根を止めて、別の可能性を探った方が良いので。 ここ数日、日本中の百貨店さんが「コロナの影響で売り上げがぁ〜」と泣き喚いていますが、品揃えの多さを売りにしている百貨店なんで、もはやAmazonの縮小版でしかなく、コロナ前から終わりが始まっていました。

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