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『チックタック ~約束の時計台~』を、どう売るか?

西野亮廣エンタメ研究所
おはようございます。 ラオスのロケで、タレントのフォローに来ていたマネージャー須藤君が森で遭難しました。  キングコング西野です。 さて。 無事に(須藤君と共に)帰国した僕を待っているのは絵本最新作『チックタック ~約束の時計台~』の販売プロモーション。 初版部数が『5万部』(※えんとつ町のプペルの初版が3万部)に決まり、「ビジネス書」と違って、「絵本」がいかに売れないかを知っている僕は、完全に本気モード。 参考程度に申し上げますと、絵本業界は「5000部」でヒットという世界です。 さあ、やるぞ。 『チックタック ~約束の時計台~』を、どう売るか? AKB48の52枚目のシングル「Teacher Teacher」の売り上げが300万枚を突破したそうです。 毎度のごとく「この曲を誰が知ってんだよ!」という批判が相次ぎましたが、そんなことより、「ほとんどの人が知らない曲を300万枚売った」という圧倒的な事実に僕は興味があります。 「AKBのCDは、ただの『握手券』だ!」という批判もありますが、そんなことを言い出したら、各家庭にCDデッキがない現代におけるCDは、『ただの歌詞カード』です。 多くの音楽ファンが『歌詞カード』を買って、アーティストを支援しています。 場合によっちゃ、一曲につき、数パターンの『歌詞カード』を売っているアーティストもいるので、べつだんAKB48が特別な動きをしているとは僕は思えません。 結果的にAKB48も、その他のアーティストさんも、CDに関しては、やっていることはそれほど変わりませんが、大きく違うのは、 その他のアーティストは時代の流れで半ば強引にCDの意味を「曲が流れる円盤」から「歌詞カード」に変えさせられ、 AKB48は確信犯でCDの意味を「曲が流れる円盤」から「握手券」に変えたことでしょう。 この違いはとてつもなく大きいですが、両者に共通しているのは、「CDは『意味』を変えないと生き残れない」です。

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