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「時間を味方にする」アプローチ

西野亮廣エンタメ研究所
おはようございます。 デザイナーのカンカンさんとグッズや紙芝居の件で四六時中やりとりしている最中、「しっかし、暑いですね」というコメントと共に、ビロンビロンに伸びた乳首が回転してW扇風機になっているイラストが送られてきたので、真面目な人ではないと判断したキングコング西野です。 さて。 先日、Voicyで『目的によって、正義はこんなにも変わる』という話をさせていただいきました。 当たり前の話ですが、目的が違えば、正義もアプローチも変わってきます。 芸能活動をしていると、世間からは「レギュラー番組の本数」「CMの本数」などが、とりわけ求められるわけですが、それを手にいれてしまうと、今、僕が目指しているゴールには確実に辿りつけません。 時間は有限なので、僕にはタレントの不倫にコメントをする時間が余っていないのです。 そんなことよりも、世界をねじ伏せるアプローチ(こわい!)に時間を割かねばなりません。 真っ直ぐ世界を狙います。   ところで、これまで様々なライバル達とドンパチしてきましたが、どうしても敵わない相手がいました。 それは、『時間を味方につけている人』です。 同じ場所からスタートしてもらえると僕はフォレストガンプなみの頑張り屋さんなので、あまり負ける気がしないのですが、たとえば、「市川海老蔵さん」には勝てません。 初代「市川 團十郎」が生まれたのは万治3年(1660年)。 #万治って何だよ 万治から積み重ねてきた歴史(時間)は、僕が逆立ちをしても創造できるものではありません。 逆に言うと、(これは全ての職業で言えることですが)「時間を味方にすること」こそが最大の防御であり、ウチの若手スタッフには「上品にあやかった方がいい」と言って、自分のターンで「ゼロ→1」をして、時間のリセットを繰り返さないようにお願いしています。 ゼロイチの作業はどうしてもカッコ良く見えちゃいますが、少々才能を持ち合わせていれば再現可能なんです。 新入社員の「セトちゃん」が、去年、エッフェル塔での個展の責任者を務めましたが、同じ年齢の頃の僕には、そんな仕事はできません。 近々、インターン生の「まーちゃん」が、VRの開発で大勝負に出ますが、やはり同じ年齢の頃の僕には、そんな規模の仕事はできませんでした。 同じくインターン生の「べえ君」は毎晩スナック『CANDY』で呑んだくれていますが、あんなもんは、いつでもできます。 全員が再現可能です。 #くたばってくれ いずれにせよ、「時間が味方になる(時間が経てば経つほど価値が上がる)アプローチ」以外には、僕は何の興味もありません。 殿様めちゃくちゃバカじゃん さて。 「300年続くエンターテイメント」を作るのが僕の目的なのですが、冒頭申し上げたとおり、当然そうなってくると、目的相応のアプローチになってきます。 僕らは「西野亮廣が死んだら価値が下がってしまうような設計」をしてはいけなくて、西野亮廣が死んだら死んだで、自分達のプロジェクトの集客が伸びるように(今のうちから)設計しておく必要があります。

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