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集落の時代に、キンコン西野がこんなグループを作ってみた

西野亮廣エンタメ研究所
おはようございます。 今度やるオンライン講演会のお客さんが9000人を超えたので、せっかくなら日本武道館から生配信したいキングコング西野です。 さて。 今日は『ここからは、オフラインの繋がりが重要になってくるよね。だから、こんなものを作ったよ』という話をしたいと思います。 今、求められているSNSは何か? Twitter、Instagram、Facebook、TikTok、YouTube…今、さまざまなSNSがありますが、これらを、「若者メディア」「おじさんメディア」と分けてしまうのは、あまり今の時代っぽくないなぁと思っています。 きっと今は、個の発信を皆で応援する「個人メディア」か、個をハチ公的に扱って(待ち合わせ場所にして)皆と繋がる「集落メディア」で分けた方がよくて、それだと… 【個人メディア】 Twitter、Instagram、TikTok、YouTube 【集落メディア】 Facebook になるのかなぁと見ています。 「個の時代」というのは、まだまだほとんどの人が個人で発信をしていない中、【一部の個人】の発信に多くの目が集まり、「何者でもなかった人がノウハウ次第でプチスターになれた時代」のことで、全員が発信するようになった「発信者過多」の現代では、何者でもない一部の個人の発信に人目が集まることは難しくなっています。 「ウチの商品買ってぇ~」「ウチのサービス使こてぇ~」「ウチのパフォーマンス観てぇ~」という国民総misono化によって、受け取る側は、もう皆、お腹いっぱいなんですね。 「個の時代」なんて、とっくに終わっていて、そのことを別角度から半ば強引に示したのが今回の『新型コロナウイルス』です。 僕らは「助け合わないと生きていけない」という状況を突きつけられて、「オンラインサロン? コミュニティー? よく知らねーけど、あんなのは宗教でしょ~ww ケケケww」とTwitter(個)で発信してマウントをとっていた人達が、今、軒並み倒れていっています。 「助けてくれる人がいないから、政府の悪口を言うしかない」という地獄的状況です。 (※ここは、なんとかしたい!) 個人的に面白いなぁと思って見ているのは、美容室の『NORA』さんで、このコロナ中に、オンラインショップでヘアカットの前売券等を販売し始め、約1週間ほどで(オンラインショップだけで)「274万円」の売り上げを出されたそうです。 『NORA』オンラインショップはコチラ↓ https://nora0427.base.shop/ 『NORA』さんの結果を受けて、「なるほど!前売券を出せばいいのか!ウチもやろう!」と始める方も少なくともないと思いますが(※やらないよりは、やった方がいい!)、ぶっちゃけ、そう簡単にはいかないと思います。 『NORA』さんは、こうなる前から、コミュニティー作りに工数をかけていて、閉店後の店を「イベントスペース」として提供したり、それこそ、フィリピンのスラム街の支援をされたり…とにかく、いろいろされていたんですね。 今回、NORAの『ヘアカット前売券』を買った人の中には、遠くに住んでいるから利用できないのに買った人も中にはいるハズで、「あのNORAが困っているんだったら、ここは助けなきゃ」で動いた人も少なくないでしょう。 美容室の『前売券』を機能させる為には、『コミュニティー』という下地が必要不可欠です。 これは美容室に限った話ではなく、飲食店でも、TVタレントでも同じです。 「繋がらなきゃ(あやかり合わなきゃ)面白いことなんてできないでしょ」という流れに、コロナが直撃し、「おいおい、いよいよ繋がらなきゃ!」となったのが今で、コミュニティー作りを後回しにしていた人達は、今、結構大変です。 ここにきて再び輝き出したFacebook 要するに「横の繋がり」を作らなきゃいけないのですが、YouTubeにコメントしたところで、「あなたの店を応援します」とはならないじゃないですか? 「実名制」という信用の担保があり、加えて、その人が、普段どういう人に囲まれていて、どういう発信をしている人なのか?を知れるFacebookは「繋がり」を作るのにはもってこい。 日頃、学生から「これから、どのSNSで発信すればいいっすかね?」と相談されるのですが、「少なくとも今はFacebookの一択!」と答えています。 今、Facebookが「集落メディア」として、輝き始めています。 …んでもって、今日はここからもう一歩踏み込んだ話をします。 コロナちゃんが襲ってきたおかげて「失業者」が急増すると思い、突貫工事(半日)で『求人部』を作りました。 5日で80件のお仕事が決まり、好スタートをきったのですが、あくまで突貫工事。 先々を見据えたら、もっとやり方がありそうです。 (※たとえばキャリオクで「#エンタメ研究所」検索するとか) 加えて、僕が解決しなきゃいけない問題は『求人』だけではありません。 サロンメンバーさんの店の「集客」の後押しもしてあげたいし、今、もっとも備えておかなくちゃいけない問題は『災害』です。 まもなく、泣いても笑っても「梅雨」がきて、「台風」がきます。 近い未来、日本のどこかで、誰かが「避難所生活」をすることは決定していますが、残念ながらりコロナちゃんが生き残っている可能性があります。 「無症状病原体保有者が避難所で高齢者を殺してしまう」という最悪の展開を避ける為に、『災害時なのに集まれない』という選択がとられるケースは考えれるでしょう。 テレビは細かい地域までは報道しない。 SNSは情報が錯綜している。 その時、頼れるのは「ご近所さん」で、『求人』もそうだし、『集客』もそうなんだけど、『災害』のことを考えた時に、「近くに住んでいる同じ価値観を持っている人」と繋がっておいた方がいいと思うので、マッチング用のFacebookグループを作りました。 (注:これらのグループへの参加には、Facebook版のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』への入会が必要です。オンラインサロンでは、note版と同様の投稿を読めることに加えて、コメントなどで西野やサロンメンバーとの交流が出来ます。入会はコチラから)↓ https://salon.jp/nishino 海外の「県人会」に近いです。 ここには、各都道府県ごとのグループがあります。 『求人募集』などは、ここ(各都道府県のグループ内)でおこなってください。 気をつけていただきたいのは、ここは「皆を助ける場所」であり、個人の宣伝をする場所ではありません。 投稿は誰でもできるのですが、「承認性」にさせてもらっていて、「皆の為になる投稿」だと判断できたら、承認させていただきます。 今は、いまいちピンとこないかもしれませんが、災害時に必ず役に立つと思います。 【ワンポイントアドバイス】 他人(同じ地域の方)の投稿にこまめにコメントを返すと、巡り巡って、自分の店の集客に繋がると思うよ。 オンラインサロンは、Instagramやnoteでもやらせてもらっているのですが(Facebook面倒臭い!よく分からない!という人がいる)、このグループは、結構オススメです 現場からは以上でーす。

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