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ストーリーは『感情曲線』から作れ

西野亮廣エンタメ研究所
おはようございます! 「冒頭の挨拶は、今年は格闘ネタでいくぞ!」と心に決めてスタートしたところ、3日目でネタがキレてしまったキングコング西野です。 はてさて。 大晦日から自宅アトリエに籠って向き合っているのは、新作絵本の脚本執筆。 他の仕事を全てお断りして、あらゆる情報をシャットアウトして、ここまで執筆一本に集中できることもなかなかありませんので、今日も、この体験を皆様と共有したいと思います。 ストーリーは『感情曲線』から作れ 「物語を書くときって、どこから手をつけるの?」 と思ったことってありませんか? 世界観自体は、作者の中にあるものなので、僕がどうこう言えることではありませんが、脚本を作るときには、いくつかセオリーがあります。 その一つが『感情曲線』です。 ここでいう『感情曲線』というのは、主人公のテンション(「嬉しい」とか「悲しい」とか)ですね。 お客さんは主人公に感情移入をして物語を追いかけるので、主人公の感情曲線をデザインすることは、すなわち、お客さんの感情をコントロールすることに繋がります。 脚本の執筆というのは、「お客さんが『心地良い』と思える感情の波を作る作業」といっても過言じゃありません。 ただ、この「感情の波」ですが、物語全体の時間から逆算しないと、ドッチラケになってしまいます。 たとえば! 今、書いている新作絵本のストーリーは、ザックリ言うと、こんな感じ↓ ①ヒロインと出会い、いい感じになる。 ②ヒロインと喧嘩になる。 ③恋人として絶頂期を迎える。 ④ライバルの罠にハメられて、最悪の状態になる。 ⑤ハッピーエンドに向かう 主人公の感情が盛り上がるポイントが①と③と⑤の三ヶ所あるのですが、『映画』だと、これで良くても、ページ数の少ない『絵本』だと、これは、ポイントが多すぎるんですね。 では、これを、どう改善すれば、絵本サイズに収まった上で、気持ち良い感じになるのでしょうか? この場合、改善ポイントは①と②ですね。 改善前のプロットと、改善後のプロットを見比べてみると、分かりやすいかもしれません。 サロンメンバーの皆様にだけ、特別にお見せしましょう。

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