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BBQ型サービスがもたらした、販売戦略の変化 byキンコン西野

西野亮廣エンタメ研究所
おはようございます。 ロケット開発の支援で1000万円を使っちゃったので明日から水商売(スナック西野)を始めるキングコング西野です。 さて。 今日は「BBQ型サービスがもたらした、販売戦略の変化」という、どう考えたってカッコいいタイトルで記事を書きたいと思います。 経営者さんやクリエイターさん必読の内容です。覚悟しやがれ。 「レストラン型」から「BBQ型」へ 8年ほど前に「レストラン型」と「BBQ型」という概念を提唱して、大炎上しました。 「あらゆるサービスは、『プロが作った料理をお客さんにお出しするレストラン型』から『お客さんが食べるものをお客さんと一緒につくるBBQ型』になる」と言っちゃったわけですね。 今、聞くと、「そりゃそうだよね」かもしれませんが、当時は『BBQ型』なんて言葉もない時代で、「お客さんと一緒に作る?は?」といった反応でした。 「完成前の作品を表に出す」なんて、ありえなかったわけですね。 「そんなの、ネタバレしちゃって、売れないじゃん!」というのが世間の声でした。 ただ、固定観念と感情を捨てて、「理屈」だけで考えたら答えは出ていて、ボクとキミの二人で作った作品は、自分達が記念に購入するから最低「2個」売れます。 2人で作った作品が「2個」売れるのであれば、 10人で作った作品は「10個」売れるし、1万人で作った作品は「1万個」売れます。 つまり、「『作る人』はそのまま購入者になるのだから、『お客さん』を増やすのではなくて、『作る人』を増やしちゃった方がいいよねー」と言ったのが2012年の西野です。 「クラウドファンディングは資金調達装置ではなくて、共犯者作りの装置だよ」と言ったわけですが、当時は「クラウドファンディング?は?宗教でしょ?」と言われていた時代なので、BBQ型エンタメの市場を独占することができました。 あれから8年の月日が経ち、今じゃ、「完成品を売りつけられるのはツライっす」「お前のオナニー作品なんて知らねぇっす」という時代になりました。 数年後、この「揺り戻し」は確実にありますが、少なくとも2020年現在は『BBQ型』が覇権を握っています。 当時、「ヨゴレ行為」として扱われていたハズの「お客さんと呑む」の理解も随分進みました。 吉本がやっている『スナック吉本』は、共犯者作りの場として必要なので、コロナ明けも根付くでしょう。 さて、時代は『レストラン型』から『BBQ型』にすっかり変わっちゃいましたが、どっこい、広告戦略の全てが刷新されているわけではありません。 今からお話しすることは、前々から僕がやっていたことですが、言語化した方がスッと入ってくると思うので、頑張って言語化してみます。 『すっごいプレオーダー戦略(仮)』

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